【ONEPIECE】森の精霊美女と死の外科医 (ページ19)

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＊十八霊＊～２つの怒鳴り声～ページ19

～ＮＯside～

レム「一週間こいつらを置いておくって、どういうことだよ！主！！」

ペン「一週間この家から出られないって、どういうことですか！？キャプテン！」

ＡＭ８：０９、朝っぱらから２つの怒鳴り声が森中に響き渡った。
声の主(ぬし)は表示通り、Aの護衛であるレムとローのクルーのペンギン。

ローとAは、面倒くさい表情で彼らに話をしていた。

では早速、その話を見ていただこう。

～♪～♪～♪～♪～♪～

～ローside～

夢から目が覚めたおれの前には、二人と一匹のクルーがいた。

ペン「一週間この家から出られないって、どういうことですか！？キャプテン！」

一番怒りを露わにしているペンギンが、おれに向かってそう怒鳴る。

ロー「話した通り、おれはレイナベル屋の条件を飲んだだけだ」

シャ「あの、船長…その条件って…一体なんなんですか？」

A「貴方達には一週間ここに居て貰い、私が信頼できるなら仲間になる。もし信頼できない人達ならば、貴方達を

精霊に変える

これが私と船長さんが交わした条件よ。理解して頂けたかしら？シャチさん」

どこからいたのか、レイナベル屋はおれに代わり条件の内容を話した。

シャ「あ、はい…って、精霊に変える！？何でまた…！」

A「それはね？

レム「主！まだ話は終わってないぞ！！」

…ああ……」

するとレイナベル屋の言葉を遮り、レムが割り込んできた。

レム「一週間こいつらを置いておくって、どういうことなんだよ！主！！」

レムは苛立たさを思いきり見せ、おれ達を指差しそう言う。

A「だから、さっき言ったでしょ！？私と船長さんとの条件で、一週間だけ様子見をするのよ！

船長さん達が来る前に、「今回は様子見ね」と言ったはずでしょう！？」

レム「おれは理由を聞いているんじゃなくて、「何故おれ達に構わず話を進めたんだ」と聞いたんだ！主の勝手さにはつくづく呆れる！！」

A「な、何よそれっ！？」

こいつらの間に、バチバチと火花が散っているのは気のせいだろう。←

ロー「おいお前ら、とにかく落ちつ

A「トラさんは黙ってて！！」

ばっ…！！」

全員「と、トラさんっ！！？」

A「あ…っ」

あの馬鹿女が、あれほど言うなっつったのに…！

何故おれが怒りを露わにしているのか、それは昨日の夜の話のことだった。