【ONEPIECE】森の精霊美女と死の外科医 (ページ15)

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＊十四霊＊～寝る場所～ページ15

A「全部食べてくれてありがとう」

ロー「…別に…」

空になったお皿を片付けた私は寝る用意をする。が、一つ気になったことが…。

A「トラさん？貴方、今日どこで寝るの？」

ロー「まだ部屋が用意されてねェんだったら、今日はここだろうな」

そう言ってトラさんはソファーを叩いた。

A「それじゃあ風邪引くわ。良かったら、私の部屋を使いなさいよ」

ロー「………はっ！？////」

私がそう言うとトラさんは一瞬固まり、すぐに顔を真っ赤にして驚きを露わにした。

A「(あら？何かおかしなことでも言ったのかしら？私…)」

A「貴方、何をそんなに驚いているの？」

ロー「っ…！？てめェは馬鹿か…！！」

私が質問した刹那、トラさんは答えの代わりに暴言を吐いた。

A「な…！？失礼ねっ、私はただ同じ部屋で寝ればいいって言っただけよ！？」

当然、いきなりのことに私は怒りを見せそう言う。しかしトラさんも、怯まず私に反論する。

ロー「普通の女だったら、初対面の男にそんなこと言わねェだろ！」

A「な、なにそれ！？じゃあ私が普通じゃないってことなの！？」

というか、このまま話を続けてたらいつの間にか朝になってそう…。

A「あーもう！！じれったい！！兎に角、行くわよ！」

そう思った私は実力行使で、トラさんの腕を掴んで進もうとする。
しかし、彼は男性。女性の力では男性の体など少ししか動かせなかった。

ロー「おい待て、何故おれが…女と…！！」

A「！……あら～？もしかして貴方、同じベットで一緒に寝るとでも思っていたのかしら？」ﾆﾔｯ

ロー「！？な、な訳ねェだろ…っ！！////」

トラさんは、再度顔を赤く染めるとそう強く言い放った。

A「ならいいでしょ？」

ロー「っ…！……もういい…」

A「もういいって……まあいいわ。私の部屋案内するから、着いてきて」

私はそう言って、彼の腕を離し案内するために前を歩いた。
トラさんは自分の刀だけ持つと、何も言わず私に付いてきた。

あ、レム達には毛布を掛けてきたから。安心して話を見てちょうだい。