とある海兵と食堂 ページ6
風呂上がりの重い足取りで食堂に入る。
お昼を少しすぎたが、中はまだまだ賑わっているようだった。
さっきまで一緒に訓練をしていた奴らを含め、皆が思い思いに楽しそうに談笑をして飯をかきこむ。
化け物か。
正直言って、訓練で疲れきっている私は毎回サラダとちょっとヨーグルトを摂取出来れば大変満足なのだが…海軍の料理人達がそれを許さない。
沢山食べないから雑用のまんまなんだよ！と前に頼んだ時に言われ大盛りのカレーライスを出された時には殺意を覚えた限りである。
余計なお世話だ、自分は海兵であれれば良いのだ。
位なんて欲しくないし、そう簡単に死に急いでなるものか。
カウンターに近付くと、気づいたコックの人が小さめのお膳にお決まりのメニューを渡してくれる。
おにぎり三つに、少なめのお味噌汁とお新香。
「ありがとうございます。」
「もー…Aちゃん遠慮しないでもっと食べてよ？君だってまだまだ成長期なんだから！」
諦めるな！と、牛乳も添えてくれたコックさん。
何をだ。
このメニューに牛乳は合わないだろう…と、内心で愚痴を漏らしながらも席につく。
ご丁寧に冷やされた牛乳瓶はもう汗をかき始めていた。
「いただきます…。」
誰かが聞いている訳でもないが、祖母の教えで両手を合わせてから一つおにぎりを手に取る。
うん、今日も程好い塩味。
…美味しいけど、残しそう。風呂上がりで余計に怠い。
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クロノト(プロフ) - 続きをどうかお願いします🙇⤵️ (2023年2月25日 20時) (
レス) @page12 id: 3be08e9739 (このIDを非表示/違反報告)
シュガー(プロフ) - ラバさん» マイペースにですが楽しんで頂けたら嬉しいです！ (2020年10月14日 20時) (レス) id: 03316848b5 (このIDを非表示/違反報告)
シュガー(プロフ) - またるさん» ありがとうございます！ (2020年10月14日 20時) (レス) id: 03316848b5 (このIDを非表示/違反報告)
ラバ - 面白がったです！更新楽しみにしてます！ (2020年7月14日 19時) (レス) id: 60ee9a16e7 (このIDを非表示/違反報告)
またる - 面白かったです！これからも頑張ってください！ (2020年6月23日 21時) (レス) id: 15db7b492a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シュガー | 作成日時：2020年4月15日 17時
