255. 妬み・Doraco / Part2 ページ5
ニイナの目には今にも零れ落ちそうな涙が浮かび上がっていて、体も震えている
ニイナ「……完璧なあなたには、私の気持ちなんか何も分からない、!」
『私が全部持ってると思うの?』
ニイナ「持ってるでしょ!皆に慕われて、私が欲しい物全部もってる、!」
『……私、人を愛す事、最近まで分からなかったんだよ?それでも、完璧だと思う?』
ニイナ「え、?」
『前の世界で、私は親に愛された事なかった、唯一愛してくれた人も死んじゃった、……これがニイナの思う完璧な私?』
Aの声は震えていて、今にも泣きそうだった
『ニイナは、私が持ってないもの沢山持ってる、生まれた時から"愛情"を知ってるあなたが、私はとっっても羨ましい』
ニイナ「で、でも、!」
『私毎日死にたいって言ってた、自分の見た目も中身も全部大嫌いで、生きてきた理由も分からなくて、毎日が真っ暗だった、それでもニイナは私になりたいと思う?』
ニイナ「……そんな、そんな人生楽しくないじゃない」
『そうだよ?楽しくなかった、ここの世界に来てやっと守りたい家族と友達、大切な人が出来た』
ニイナ「……うるさいうるさいうるさい、!あなたがいなければ全て上手くいってたのに、!あなたなんか死んじゃえばいいのよ、!!!」
パン「ちょっと、本気で言ってるの、!!」
ニイナ「本気よ、!私はA・クラルスを殺そうとした、!全てを手に入れるために、!」
Aを、殺そうとした、?
ドラ「ニイナ、お前、ふざけてるのか」
『……ドラコやめて』
ドラ「Aを本気で殺そうとしたのか」
ニイナ「そうよ、あなたを手に入れるために」
ドラ「……もう、僕の視界に入るな、気分が悪い」
ニイナは涙を流しながら、その場を去っていった
『ニイナ、!!』
Aはニイナを追いかけようと立ち上がったが、急にその場に倒れ込んでしまった
パン「A、!」
『ごめん、何か足に力が入らなくて、』
ドラ「掴まれ、医務室まで連れてく」
Aが僕とパーキンソンの肩に捕まった時だった
アン「インカーセラス」
『うわっ、!!』
アンブリッジが呪文を唱えて、Aは縄に縛り付けられた
パン「A、!」
アン「パーキンソン、クラルスを私の部屋に連れていきなさい、マルフォイとノットは残ってポッターの組織に乗り込みます」
こいつ、僕にAを見捨てろって言うのか、?
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あまね(プロフ) - 待ってほんとに好きすぎて泣きそう (10月17日 20時) (レス) @page15 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
雪飴(プロフ) - 某緑色の魔法使った瞬間魔法症にバレるで…お前使った瞬間速攻バレて捕まる魔法使ってまで…?(ヴォルさんレベルは別) (2023年1月19日 1時) (レス) @page10 id: d7ef61fced (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:キクラゲ | 作成日時:2022年2月15日 14時