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174. 待ち望んでいたコト ページ24

4月下旬


4ヶ月の間にサムは活発に動くようになり、体も2cm程大きくなった。大きくと言っても、まだ20cmもないような子供だけど

私はと言うと魔力も回復してきて、体もが弱っている感じも無くなった。急に眠気が襲ってきたり、体が極端に冷えたりしなくなり、毎日元気だ


『ママ!パパ!おはよう!』

アヴ「おはようA!今日はAにビックニュースがあるぞ!」

『ビックニュース?』

サン「えぇ!あなたが待ち望んでいた事よ!」

『なに?教えて!』


アヴ「ホグワーツに明日から戻れるぞ!」


『え、?』

サン「明日からまたホグワーツに行ける事になったのよ!嬉しい事でしょ?」

『本当に、?本当に学校に戻れるの、?』

アヴ「昨日ダンブルドアに報告したんだ。Aの体はもう回復しているし、そろそろホグワーツへ戻してやりたいんだって」

『でも、シリウス・ブラックは、?』

アヴ「その件はもうあちらで解決したらしい、だからAを明日迎えに来るって!」


シリウスの件、無事に解決したみたいで良かった。ずっとシリウスには会えてなかったけど、彼が無事ならそれでいい、そうだ!ハリー達に聞けば、!


サン「A?聞いてるの?」

『え?あ、うん!嬉しい!今から明日が楽しみだよ!早く準備しないと!』

アヴ「そうだな!パパも明日は休みにしたから、久しぶりにホグワーツへお邪魔しようと思うんだ。」

『え?パパも行くの?』

アヴ「ダンブルドアにどちらか一緒に着いてきてほしいと頼まれてね、だからパパが行く事にした」

『そうなんだ、じゃあ行く時も安心だ!』

サン「ママは寂しいわ、もう、アヴニールばっかりズルいでしょ?」

『はは、そうだね笑』


明日、ホグワーツへ帰れる!皆とまた会えるんだ!

私は部屋に戻り、明日の準備をする事にした。トランクをクローゼットから取り出すとサムが近くに寄ってきた


『サム!私明日から学校に戻れるの!』


サムは首を傾げた。あ、そっか、私の顔見えてないし、言葉も分からないから、

私はそっとサムに巻いていたガーゼを取った。久しぶりに見るサムの瞳、黄色いバジリスクの瞳、


『……あれ、?』


ガーゼを取ると、サムの瞳は黄色ではなく赤色に染まっていた。


『サム、なんで赤色なの、?』


バジリスクは瞳の色が変わったりしない、あの時は確かに黄色で、蝶も死んじゃったはずなのに、

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作者名:キクラゲ | 作成日時:2022年1月15日 5時

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