168. Part ７ ページ18
『お待たせ』
ﾊﾘ「おかえりA」
ﾄﾞﾗ「おい、僕もいる事忘れるな」
ﾛﾝ「ダンブルドア達何の話してるのかな？」
ﾊｰ「さぁ？あの話が終わったら私達もホグワーツへ戻らなきゃね」
『そっか、そうだったね、』
ﾊｰ「……A、元気を出して？また会えるわよ」
『皆とまだ話していたかったな、』
また皆と会えなくなるの嫌だな、1日があっという間だなんて思ったのいつぶりだろ
ﾄﾞﾗ「また次の休みに会いに来るさ」
『うん、絶対だよ』
ﾊﾘ「僕は保証出来ないけど、」
『分かってる笑』
窓から見える外の景色がどんどん暗くなっていく
そして、私の部屋の扉をコンコンと叩く音がして、ママが部屋に入って来た
ｻﾝ「皆、そろそろ帰る時間よ、ダンブルドア先生が呼んでいるわ」
ﾊｰ「……分かりました、……下へ降りましょ」
ﾊﾘ「うん、」
『皆、行こっか』
下へ行くとダンブルドアとスネイプは、帰る支度が終わっていた
パパは少し深刻そうな顔をしていた、笑顔でハリー達を見送りたい気持ちがあるんだろうけど、いつものパパの笑顔じゃない
一体何を話したんだろ、私はこれからどうなるんだろ、このまま体が弱っていって死んじゃうのかな
ﾄﾞﾗ「A、大丈夫か？」
『え、あ、うん！大丈夫だよ！』
ﾄﾞﾗ「嘘つけ、顔が辛そうだ」
『そんな事ないよ』
ﾄﾞﾗ「……先生、少し時間をください」
ｽﾈ「どこへ行くのだね」
ドラコは私を連れて誰もいない所へ来た
『ドラコ、帰らなきゃ、』
ﾄﾞﾗ「嫌だ、Aが辛そうな顔してるのに帰れないだろ」
『……そんな顔、してないよ、』
ﾄﾞﾗ「してる、不安なんだろ？これから自分がどうなるか」
何でドラコは分かっちゃうのかな、私の考えてる事、気にするなって言われても無駄に気にしちゃってる事、ドラコの前では嘘つけないや
『そうだよ、不安だよ、今日皆と会えて少しの間でも嫌な事忘れられてたのに、明日からまた頭から離れなくなっちゃう、背中の傷も、ヴォルデモートの事も、全部怖いの』
私は今にも涙が零れ落ちそうだった。目の前がどんどんぼやけて顔が熱くなっていく。
ドラコは泣きそうな私を抱きしめた
ﾄﾞﾗ「大丈夫だ、きっと、Aは助かる」
『でも怖いよ、これから私がどうなるのか、誰も教えてくれないんだもん、』
ﾄﾞﾗ「そうだな、怖いよな」
静かに涙を流す私をドラコは否定せずにずっと抱きしめてくれた
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作者名：ｷｸﾗｹﾞ | 作成日時：2022年1月15日 5時
