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192. ヒビキ ページ42

後ろを振り返ると、そこにはマホウドコロのヒビキが立っていた


ロン「アジアのプリンス、」

ヒビ「そんな呼び方しないでください笑」

ハー「英語、お上手ですね!」

ヒビ「これでもマホウドコロの中では、通訳として活躍できるくらいには得意なんです!」

ハリ「あの、僕達に何か用ですか、?」

ヒビ「……そこの、黄色い目のお嬢さんに」

『え、私、?』

ヒビ「はい、ちょっと気になる事があって、2人きりで話がしたいんです」

『……2人きりはちょっと、』


私は咄嗟にドラコの後ろに隠れた


ヒビ「じゃあ皆さんも着いてきてください!」


ヒビキはそう言って、ハリー、ロン、ハーマイオニー、ドラコ、私を人の少ない廊下へ連れてきた


ハー「あの、こんな所で何を話すんです?」

ヒビ「あ、敬語使わなくていいよ!僕も普通に話させてもらうからさ!」

ドラ「じゃなくて、何の用だって聞いてるんだ」

ヒビ「……それは、その子が1番分かってるんじゃないかな、ね?A」

ハリ「え、どこでAの名前、」

ヒビ「僕は随分前から彼女の事知ってるよ」

ドラ「お前さっきから何言って、」


私は驚きで足が動かなかった、その場から逃げたいのに逃げられなかった


ヒビ「ずっと会いたかったよ、何年も前から」

『な、何言ってるの、』

ヒビ「あはは、とぼけないでよ笑」

ハー「ちょっと、あなた何者なの、!」

ヒビ「何者?そうだなぁ、Aの口から聞きたいな、僕との関係を」


間違いない、このヒビキって男、


『……もうやめてよ、ヒビキ、』

ドラ「A、?」

ヒビ「僕の名前やっと呼んでくれた!」

ハリ「どういう事、?」

『何でヒビキがここにいるの、』

ハー「A、手が震えてるわ、どうしたの?」


ヒビ「僕はあくまでも記憶を取り戻しただけだよ」

『え、?』

ヒビ「ある日突然、頭の中にAって名前の女の子との思い出が蘇ってきて、僕は会ったこともない女の子に恋したんだ」

『なにそれ、おかしいよ、』

ドラ「A!いい加減状況を説明してくれ!」

ヒビ「ねぇ、僕のAに声荒げないでよ」

ドラ「は、?」

ハリ「僕のAって、?」



ヒビキは何年も前に死んだ元彼にそっくりだった

193. 彼の記憶→←191. 宴



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作者名:キクラゲ | 作成日時:2022年1月15日 5時

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