186. 思い出 ページ36
『ドラコもサムに興味湧いてきた？』
ﾄﾞﾗ「こいつに興味はない」
『もう、サムの事可愛がってあげてよ』
ﾄﾞﾗ「僕が可愛がるのはAだけだ」
『……そういう事サラッと言うか、？』
ﾄﾞﾗ「今すぐにでも可愛がってやりたいよ」
『え、どういう意味…』
私がドラコの方に顔を向けた瞬間、ドラコは私にキスをした
ﾄﾞﾗ「久しぶりだな、こういう事」
『……そ、そうですね、』
ﾄﾞﾗ「キスぐらいで赤くなるな、何回目だ」
『まだ片手で数えられるくらいじゃない、？』
ﾄﾞﾗ「嘘つけ、あの夜何回キスしたと思ってる」
『うわぁぁ、思い出させないで、』
ﾄﾞﾗ「恥ずかしがるな」
『だって、だってだってだって！』
あの日の夜、ドラコのあんな所やこんな所が私の体に触れたって事でしょ！？私も次の日素っ裸だったし、全部見られたって事でしょ！？
『ドラコはまだ私の推しなの、推しとあんな事するなんて頭が追いつかないんだから…』
ﾄﾞﾗ「……でもお前は昔の彼氏とそういう事しただろ、何が恥ずかしいんだ」
『え、元彼の話ドラコにしたっけ？』
ﾄﾞﾗ「随分前に1度だけ聞いた」
『まあ、それなりにはね、私も前の世界では子供じゃなかったので笑』
ﾄﾞﾗ「そいつはどんな奴なんだ、僕よりもいい男なのか？」
『顔も身長もドラコの方が上だよ』
ﾄﾞﾗ「なんでそんな奴と付き合ってたんだ」
『……優しかったの、今まで出会ってきた人の中で1番、誰よりも優しくて頼りになったんだ』
ﾄﾞﾗ「そいつとは、何で別れた、」
『彼死んじゃったんだよね、交通事故で』
ﾄﾞﾗ「え、？」
『私が21の時に、突然彼の親から電話がかかってきて、……ショックだったなぁ』
22年という短い人生の中で唯一恋をした相手だった。この人なら一緒にいれる、愛を感じられる、そんな風に思ってたのに、突然離れていった
ﾄﾞﾗ「……これからは僕がAを大事にする」
『ありがとう、笑』
ﾄﾞﾗ「お前の中で1番の男になって見せるさ」
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作者名：ｷｸﾗｹﾞ | 作成日時：2022年1月15日 5時
