限界ヲタクが転生しました。【3】 (ページ3)

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103. お泊まりの朝ページ3

『ん……眩しっ、…………ん"っ！？』

朝、窓から射し込む陽の光で目が覚めた
そして目の前には視界いっぱいのドラコの寝顔

私は反射的にベッドから飛び降りた

な、なななな何でドラコが同じベッドで寝てるの！？あれ？昨日何もしてないよね？酔った勢いとかイキリ大学生みたいな事なかったよね！？

『あ、昨日夜中にドラコも起きてくれたんだ、』

私の体の事心配して家に泊まってくれて、私が寝るまでずっと隣にいてくれて、夜中に私が起きた時はずっと抱きしめてくれて、こんなに幸せで私いいのかな、ドラコに迷惑かけてないのかな、

『よし！朝ごはん作ってあげよう！』

助けてもらった分恩を返さなきゃ！
私は歯を磨き、顔を洗い、キッチンへ立った

『んー、何作ろうか……そうだ！』

私は自分の知ってる知識の中で1番英国らしい食事を作ろうと試みた。

それは"イングリッシュ・フル"というもの

"イングリッシュ・フル"は、フライパンでベーコン、ソーセージ、トマト、マッシュルーム、ブラック・プディング(豚のひき肉と脂にパンやオートミール、血を混ぜたソーセージ)を焼き、

『どこにマッシュルームあるんだ？キッチンなんてここに来てからほとんど立ったことないよ』

皿の上に温めたベイクドビーンズ、目玉焼き(またはポーチドエッグ、スクランブルエッグ)、トーストと一緒に乗せて提供するもの

『ドラコはトースト1枚とかで足りるのかな？私毎朝5枚は食べないとお腹減るんだよなぁ…』

初めてこの料理を作ったので、色々戸惑いがあったが、イギリスについて調べておいてよかったと思う

ﾄﾞﾗ「A、おはよう」

『おはよう！ごめん、まだ朝食出来てないの、』

ﾄﾞﾗ「その間にシャワー浴びてくる、昨日はAの所で寝てしまったからな」

『分かった、あ！タオルとか後で持ってくから先にシャワー浴びてて！』

ﾄﾞﾗ「分かった、ありがとな」

なんかこの会話夫婦みたいで恥ずかしい、推しとこんな会話できるなんて夢みたいだ。てか、寝起きのドラコ可愛いかよ！

寝癖がちょっとあって、あくびをしながらシャワーへ向かうドラコの背中を私はルーブル美術館に飾ってほしいとまで思った

『……ご飯出来たし、タオル渡しに行かなきゃ！』

私はバスタオルを持ってシャワールームへ向かった