限界ヲタクが転生しました。【3】 (ページ12)

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112. キミへの気持ち・Doraco ページ12

『ドラコは、これから先私じゃない誰かと結ばれる運命なんだよ』

ﾄﾞﾗ「え、？」

Aは突然意味不明な事を言ってきた
僕が誰かと結ばれる？いつの話をしているんだ？

『それでも私はドラコの近くにいれるなら、その運命を受け入れるよ』

ﾄﾞﾗ「さっきから何を言ってるんだ、？」

Aは少し悲しそうな顔をしている、あの時と同じ顔だ、僕がなにかしたのか、？

なんでAは意味不明な事言ってるんだ、さっきまでずっと楽しそうだったのに

『それは嫌だなぁ……笑』

何が嫌なんだ…

ﾄﾞﾗ「A、どこか具合いが悪いのか？」

『ドラコの気持ちが知りたいよ、私の事どう思ってるの、ドラコにとって私はただのヲタクなの、？』

僕の気持ち？そんな事を知ってAはどうするつもりなんだ、僕の気持ちを知ったところでAが僕を見る目は変わらないだろ、

Aは自分の事そんな風にしか思ってないかもしれないけど、お前にとって僕だってただの"推し"にすぎないんだろ

ﾄﾞﾗ「……A、少し寝た方が、」

外で車が止まる音がした

『パパの車の音だ、帰ってきたんだ』

ﾄﾞﾗ「みたいだな、」

『ごめんね、変な事聞いて、今の全部忘れて』

Aはそう言って、玄関へ向かおうとした

ﾄﾞﾗ「A」

『ん、？』

僕はAの腕を引き、額にキスした

『……へっ？』

ﾄﾞﾗ「情けない声を出すな」

『え、……だって、おでこに、』

ﾄﾞﾗ「僕はお前を女として見てると言ったはずだ」

『……ぅん、でもあれはからかってるだけでしょ、』

ﾄﾞﾗ「からかってない、本気だ」

『嘘、だよね、？』

ﾄﾞﾗ「……まだそう思うなら口にするぞ」

Aの顎を持ち上げ顔を近づけると、思い切り避けられた

ﾄﾞﾗ「そんなに僕の事嫌いなのか」

『こうゆうのは、その、まだ早いかと思われます』

ﾄﾞﾗ「じゃあいつならいいんだ」

『えっと、ちょっと、時間をください、』

顔が真っ赤になりながら話すA、この表情、出会った時の頃のままだな

ﾄﾞﾗ「時間はあげてもいいが、その間覚悟しろ」

『何されるの私』

ﾄﾞﾗ「さぁ？笑」

僕はAが好きだ

友達としてではなく、恋愛感情がちゃんとあるはずだ、こんな気持ち初めてだから自分でもどうしたらいいか分からないが、Aは誰にも渡さない

玄関の呼び鈴がなり、クラルス夫妻の声が聞こえた