98. 恋愛感情 ページ48
ネックレスには"ずっと一緒にいたい"の他に"相手を独占したい"という意味も込められている
『……いやいや、まさか笑』
ドラ「ずっとAは僕しか見ちゃいけないんだ、僕はお前の推しなんだろ?」
『じゃあこれからはもっと、ドラコのファンとして推し続けるね』
ドラ「当然だろ」
『ドラコは嫌じゃないの?』
ドラ「何がだ」
『私に推しだよ〜って言われるの』
ドラ「Aが僕を好きでいてくれるなら、なんでも嬉しい」
『推しに対して恋愛感情は湧かないよ』
ドラ「そうなのか、?」
『応援したいってだけで、付き合いたいとかそうゆうのはあんまりないってゆーか、まあ、ゼロではないけど、』
その時、ドラコが私の腕を引っ張り、彼との距離が数cmまで縮んだ
『へっ、な、なに、?』
ドラ「気に入らない、」
『近いよ、どうしたの?』
ドラ「恋愛感情が無いのに、何でそんなに顔を赤くするんだ」
『いや、だって、推しの顔面が目の前に、』
近くで見れば見るほど整った顔をしている
ドラコの匂いがプンプンする、これ普通のヲタクだったら泣き崩れてるところだよ、
ドラ「肩震えてるぞ?大丈夫か?」
『ドラコの顔が目の前に……』
ドラ「お前本当に僕に恋愛感情ないのか?それで」
『ないはず』
ドラ「ふんっ、」
『あ、拗ねた』
ドラ「拗ねてない」
『ドラコのその反応は拗ねてます、ヲタクの観察力舐めないでください』
ドラ「拗ねてない」
素直じゃないなぁ、まあそんな所も可愛くて好きなんですけどね。もっとドラコの色んな表情みれるといいな、これからもずっと
『ドラコ、その紙袋なに?』
ドラ「ノットから、Aに渡してくれって」
『ノットから?』
ドラ「あぁ、中身は何か分からない」
私は紙袋の中身を取り出した
袋の中には手紙とレース生地で出来た黄色のリボンが入っていた
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作者名:キクラゲ | 作成日時:2021年12月24日 1時