95. 久しぶり ページ45
ﾄﾞﾗ「久しぶりだな、A」
『ど、ドラコ、？』
ﾄﾞﾗ「何をそんな驚いてる」
『ぇ、だって、何でうちに、？』
ﾄﾞﾗ「父上から住所を聞いてな、意外と歩いても来れる距離なんだな」
『ぁ、ぅん、そ、そうだね、』
何でドラコがうちに来たの！？今髪の毛ボサボサだし、顔も寝起きだし、パジャマだしでコンディション最悪なんだけども、！！！！？？？？
『とりあえず、中入って、！』
ﾄﾞﾗ「お前歩いても平気なのか？」
『うん、！たまに視界がボヤけるだけで、それ以外は何ともない、むしろ元気が有り余ってるよ』
ﾄﾞﾗ「それは良かった」
『ぁ、今パパとママ出掛けてていないから、私の部屋まで案内するよ、！』
ﾄﾞﾗ「2人とも留守なのか」
『うん、仕事の関係でちょっと遠くに行ってるの。階段上がって左の部屋、先に行ってて』
ドラコ、背伸びたな、ってこれ前も言ってた気がする。でもあの時はそんな大幅に身長差がある訳じゃなかったけど、今はもう頭1つ分以上差がある
それに、何あの髪型は！
オールバックでもカッコイイのに、降ろすとかダメだよ、いやあのビジュはもう予習済なんだけど、いざ本物目の前にすると無理だ、推しが尊すぎる、
『ドラコ、お待たせ』
ﾄﾞﾗ「フリージア、飾ってくれてるんだな」
『そりゃもちろん、可愛いじゃん』
ﾄﾞﾗ「……ずっと会いたかったんだ」
『中々会いに行けなくてごめんね、誕生日パーティーも今年は参加できなかった、』
ﾄﾞﾗ「今年はAのドレス姿が見れなくて残念だったよ」
『本当はね、行こうと思ってたんだよ？ドレスも買ったし、プレゼントも選んだの』
ﾄﾞﾗ「じゃあ何で来れなかったんだ？」
『ほら、たまに視界がボヤけるって行ったでしょ？日によって症状の重さが変わってくるんだけど、パーティーの日は特に大変で、1日寝てたの、』
ﾄﾞﾗ「それなら仕方ないな」
『あ、プレゼント今渡すよ！せっかく来てくれたのに手ぶらでは返せないからね！』
ﾄﾞﾗ「それより、お前のドレス姿が見たい」
『え？ドレスならあそこにかかってるでしょ、あれを着てる私を想像すればいいじゃん』
ﾄﾞﾗ「着てるのが見たい、今見せろ」
『ここで、着替えろって事、？』
ﾄﾞﾗ「その通り」
そんな急にドレス姿が見たいって言われても、私髪ボサボサなの分からないかな？この人は…
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作者名：ｷｸﾗｹﾞ | 作成日時：2021年12月24日 1時
