限界ヲタクが転生しました。【2】 (ページ12)

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62. バジリスクページ12

私は1人で図書室に来ていた

『バジリスク……これだ、』

これからこのホグワーツでは、生徒達が次々に石にされるという事件が待っている。

私は映画のハリーポッターしか知らないから、いつ何時にバジリスクが現れるかまでは分からない

だから、こうやって誰よりも早くバジリスクの事を学ぼうと、1人で図書室に来ていた

"腐ったハーポが最初にバジリスクを飼った人物であり、ヒキガエルの下でニワトリの卵を孵化させることでバジリスクを生み出した。バジリスクの飼育は中世に禁止されたが、魔法生物規制管理部が確認に来た時だけ卵をヒキガエルから離すことで簡単に隠すことができた。"

『魔法生物規制管理部も甘いなぁ…』

バジリスクの事は何となく把握した。その後にする事は、どうやったら皆をバジリスクから守れるか。

作中では幸運にも死者は出ていない。でも、私の存在が登場した事で、未来が変わってしまうかもしれない。確実とは言えないが、もし死者が出てしまうとしたら、誰がターゲットでもおかしくないのだ。

『私もパーセルタング話せたらいいのに、』

私は結局何も見つけられなかった。ハリーのようにパーセルタングが聞き取れれば、何か力になれたかもしれないんだけどな、

広間に戻ると、ロンが杖を治そうとしていた

『杖、治りそう？』

ﾛﾝ「ダメみたい…」

『まあ、元気だして、ね？』

ﾃﾞｨ「ロン、君の梟じゃない？」

ディーンがそう言うと、みんなの目線がロンの梟、ピッグウィジョンに向けられた

ｼｪ「みんな見ろよ！ロンに吠えメールが来たぞ！」

ロンがビクビクしながら封を開けた。そして、ロンのお母さんにめちゃくちゃ怒られていた。

『家に引っ張って帰るって、ロン…笑笑』

ﾛﾝ「笑うなよ、」

『人が怒られてるの久しぶりに見たから…笑』

ﾛﾝ「怒られる方は地獄みたいな気分だよ、」

ﾊﾘ「Aって、たまに変な所で笑うよね」

『え？そう？』

ﾊﾘ「Aといたら、毎日笑って過ごせそうだね」

『ありがとっ！』

私はいつも怒られる側の人間だったから、久しぶりに人が怒られてシュンとしている姿を見て、少し面白くなってしまった。

ロンには申し訳ないけど、人が怒られてるのってこんなに面白いんだ。そりゃ、私に怒る人が絶えないわけだよな、こんなに面白いんだもん笑