74Pa ページ32
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職場体験、全日程終了。
事務所の方々に挨拶を終え、帰ろうとするとエンデヴァーに呼び止められた。
そして今現在、エンデヴァーと２人きりである。
非常に気まずい。
エ「貴様、ヒーローになれ」
「え」
ようやく口を開いたと思えばこれ。
うーん、親子だなぁ。
「あー、昨日轟君にもそれ言われたんですけど…私はヒーローにはならないです」
エ「いや、Aは絶対ヒーローになるぞ」
「……」
なんだろう、このエンデヴァーの謎の自信は。
得意げな顔をして腕を組み、私を見ている。
…インチキ占いでも見ちゃったのかな。
エ「Aは知らないだろうがな、雄英に特別科で入学した奴は皆ヒーロー科で卒業している。」
「え、そうなんですか！？」
エ「ああ。雄英がそうなるように仕向けてるからな。
その強大な力を持ってヴィランにならないようにするため、
正反対のヒーローにこじつけるのが雄英なりのやり方だ。」
確かに今思えば授業はヒーローに関することばかりだった。
随分ヒーローに寄せられてるな、とは思っていたけど…
エ「今回の職場体験でヒーローに興味を持ったんだろう？
ならすぐヒーロー科に編入しろ。俺が雄英に直接言ってやる。」
「いやだから、私は…」
この１３年間、自分はヒーローにはなれないと思って生きて来た。
だから、今更ヒーローになれと言われても、なんとなく気が引ける。
それに、潰すのに長けた個性の私がヒーローなんて…
エ「今Aがヒーローになりたいと言って非難する奴は誰もいない。」
「…え」
エ「素直に言ってみろ。」
顔が怖い人でも、実はヒーローって皆優しい。
優しい声でそう言ってくれるエンデヴァー。
「………ヒーローに、なりたい」
エ「それでいい。
Aはヒーローになれる。」
「…はいっ！！」
不慣れなのか、大雑把に頭を撫でられた。
少し痛かったけど、�癸欧砲修鵑覆海箸鮓世辰討發蕕┐心鬚靴気廼擦�いっぱいだった。
これは轟君から後で聞いた話。
エンデヴァーは私のヒーローの素質を認めてこんなことを言ってくれたらしい。
もっと強くなれば、サイドキックにしてやらんこともないって言ってたって。
あと、エンデヴァーに携帯を預けた時だと思うけど、連絡先が勝手に追加されてた。
…うーん、親子って似るなぁ。
こうして、長くて短い、充実した職場体験が幕を閉じた。
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奏 - 続きがめちゃくちゃ気になります！！更新楽しみにしてますね！！ (2019年12月25日 14時) (
レス) id: 9ca77f8e1a (このIDを非表示/違反報告)
RIN - エンデヴァーの好物は柏餅じゃなくて葛餅だと思いますよ？ (2019年6月25日 22時) (レス) id: ebf037b094 (このIDを非表示/違反報告)
ウォン(プロフ) - キタアアアア！(( このお話大好きで、更新ずっと待ってました！ありがとうございます。これからも頑張ってください！応援してます (2019年5月4日 1時) (レス) id: a8c49a3c67 (このIDを非表示/違反報告)
Alice - めっちゃ好みっす…続き待ってます… (2019年4月1日 2時) (レス) id: c2c283d19d (このIDを非表示/違反報告)
くろまめこ - あっ。勿体無い、と言うかなんというか、私は続きを待っています。無理はしないで欲しいですが、更新して欲しいです。頑張ってください。 (2019年3月21日 11時) (レス) id: f45f628266 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねこくらげ | 作成日時：2018年2月6日 22時
