30Pa ページ33
「うっ…」
途端に視界が歪み、身体に力が入らなくなる。
爆「A！！！」
勝己が急いで駆け寄って来たが、小さい体で支えられる訳が無く、
そのまま地面に倒れる私。
視界の中に、真っ赤な何かが映った。
「…血？」
ふと、自分の胸に視線を落とすと、ザックリと切れて血が溢れている。
怪我を自覚した途端、声にならない程の痛みが襲ってきた。
「…っ、あ゛、！？」
私はそのまま意識を手放し、救急車で運ばれたらしい。
・
「…？」
目を覚ますと、そこは知らない天井。
「Aっ！目が覚めたの！？
…っ、よかった！！！」
横を見ると、目をぶっくり腫らしたお母さんがいた。
何か喋りかけたかったが、いかんせん声が出ない。
私の口にはテレビでしか見たことのない酸素マスクが付いていた。
話を聞けば、切りつけられた傷はかなり深く、出血もかなりの量だったと言う。
大手術が行われ、一命は取り留めたものの、１週間眠っていたらしい。
あの時、勝己と出久の咄嗟の判断が無ければ死んでいたと言われた。
幸い、私の個性で怪我人は出なかった。
爆「A…大丈夫か？」
緑「ううっ、Aちゃん…っ！！！」
「うん、大丈夫。
明日おうちにかえれるって！
いずくも泣かないで。」
その後１カ月病院に入院し、出久と勝己もお見舞いに来てくれた。
みかちゃんも大地君もお見舞いには来てくれなかったけど、
大地君を怒るつもりも無かったし、退院したら秘密基地を壊してごめん、とちゃんと謝るつもりだった。
退院後、私はもう一度秘密基地に向かった。
お母さんが心配だから付いていく、と言って聞かなかったけれど、
あそこは親には秘密って皆で約束したから、お母さんには家で待ってもらっていた。
秘密基地に着くと、そこには大地君と、知らない大人がいた。
「あれ、大地君、その人だあれ…？」
「君がAちゃん？」
「あ、そうです…」
大地君の方に駆け寄ると、大地君は下を向いて泣いていた。
話しかけてみると大人の人が私に話しかけてきた。
「私、大地の母です。」
「は、初めまして…。
あの、秘密基地壊しちゃってごめんなさい…。」
何故か凄く怒った顔をしていたから、秘密基地を壊してしまったことを怒ってるのかなって思って、とりあえず謝った。
「ああ、謝らなくていいわ。
私達もその怪我のこと謝る気無いから。」
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まいねーむいずオタッキーちゃん！ - ミッナイせんせー！！！！その「頑張れ」はズルいてぇぇぇぇ((((( (2022年11月21日 0時) (
レス) @page8 id: 78bf642dad (このIDを非表示/違反報告)
アカネ - 最新頑張ってください！応援しています！ 夢主ついにチート能力を持った！ 世界正副できるようになってしまうのか？？？ \(・д・)ｴｯ (*^∀^*)/ﾆｺ \*´∀`人*´∀`/ (2018年8月6日 7時) (レス) id: 9141a74373 (このIDを非表示/違反報告)
ねこくらげ(プロフ) - 舞華さん» 嬉しいです！ありがとうございます！！ (2018年2月4日 12時) (レス) id: 39779463de (このIDを非表示/違反報告)
舞華 - さいっこうに面白いです！更新頑張ってください！ (2018年2月4日 0時) (レス) id: 388f25156a (このIDを非表示/違反報告)
ねこくらげ(プロフ) - 酷い芝居さん» ありがとうございます！バトルシーンの描写がとても不安ですが頑張ります（笑） (2018年2月2日 16時) (レス) id: 39779463de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねこくらげ | 作成日時：2018年1月26日 20時
