29Pa 急に過去編始まります☆ ページ32
＊
「みんなおそいなぁ…」
保育園の後、台地に作った秘密基地に皆で集まるのが習慣だった。
当時私は３歳。
今日は１番乗りで秘密基地についた。
「かつきといずくと一緒に来ればよかったなぁ。
…あ、そうだ。木のぼりしてみんながどこにいるのか見てみよっと！」
随分長く秘密基地で待っていたけれど、なかなか友達が来なかった。
個性がまだ発現してない頃の私はかなり活発で、外で遊ぶのが大好きだった。
「あ！みかちゃん達が来た！」
木に登って台地の入り口の方を見ると、
親友のみかちゃんと、みかちゃんのことが好きな大地君が向かって来ているのが見えた。
待ちくたびれた私は嬉しくなり、木から飛び降りた。
すると、体にビリビリと電気のようなものが流れ始めた。
「…？なんだろう、これ。」
ガンッ
「わあっ！」
途端に大きな大きな音が聞こえ、私は咄嗟に目を瞑った。
たしかその時、身体が沈むような感覚があったと思う。
「…もう、何…？」
薄く目を開けると、そこには開けた土地と、泣いているみかちゃんと大地君が座りこんでいる姿。
さっきまで周りは木だらけだったと言うのに、何が起こったんだろう。
「あ、あれ…？」
周りを見渡せば、生い茂っていた木はおろか、秘密基地も跡形も無く潰れ、
さらには台地が全て潰れ、平地となってしまっていた。
その時は自分の個性でこうなってしまったとは理解出来なかった。
「おまえっ、何してんだよ…っ！！！」
「え、わたし何もしてないよ？」
「お前がこれ、やったんだろ！？
みかを泣かせやがって、許さない！！！！」
大地君は何故かとても怒っていた。
子供というのは頭に血が上ると話を聞かないもの。
みかちゃんを泣かせた、と言って、私を叩こうとしたの。
避けきれなかった私は、ギュッと目を瞑る。
ズバッ
「………ぇ」
何かが大きく裂けるような音が聞こえ、目を開ける。
大地君を見ると、顔を真っ青にしながら泣いていた。
彼の手には、無数の刃。
大地君の、個性。
爆「……は？」
緑「……！！！！」
大地君の向こうに出久と勝己の姿が見えた。
「ぁ…」
こっちだよ、と２人を呼ぼうとしたが、声が出ない。
心なしか、身体がどんどん冷えてきている気がしてた。
爆「っ！！出久！！！！
誰でもいい！！急いで大人呼んで来い！！！！」
緑「あ、わ、わかった…！！」
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まいねーむいずオタッキーちゃん！ - ミッナイせんせー！！！！その「頑張れ」はズルいてぇぇぇぇ((((( (2022年11月21日 0時) (
レス) @page8 id: 78bf642dad (このIDを非表示/違反報告)
アカネ - 最新頑張ってください！応援しています！ 夢主ついにチート能力を持った！ 世界正副できるようになってしまうのか？？？ \(・д・)ｴｯ (*^∀^*)/ﾆｺ \*´∀`人*´∀`/ (2018年8月6日 7時) (レス) id: 9141a74373 (このIDを非表示/違反報告)
ねこくらげ(プロフ) - 舞華さん» 嬉しいです！ありがとうございます！！ (2018年2月4日 12時) (レス) id: 39779463de (このIDを非表示/違反報告)
舞華 - さいっこうに面白いです！更新頑張ってください！ (2018年2月4日 0時) (レス) id: 388f25156a (このIDを非表示/違反報告)
ねこくらげ(プロフ) - 酷い芝居さん» ありがとうございます！バトルシーンの描写がとても不安ですが頑張ります（笑） (2018年2月2日 16時) (レス) id: 39779463de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねこくらげ | 作成日時：2018年1月26日 20時
