限界ヲタクが転生しました。 (ページ34)

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34. 愛を知りたいページ34

『ほぇ、！？』

ｱｳﾞ「ダンブルドアが言っていたんだ、彼女はこれからの自分の人生が不安で仕方ないのだと」

ｻﾝ「私達も不安がひとつも無いわけじゃないのよ？パパとママになるのは初めてですもの」

ｱｳﾞ「少しずつでいい、私達もAの事、少しずつだが、理解できるように、父親として母親として懸命に努力する」

ｻﾝ「あなたは、自分の気持ちに素直に生きなさい。それを理解してあげるのが、これからの私たちのお仕事だもの」

『……はい、ありがとうございます、』

2人の温かさに涙がこぼれた

私はこの世界に来てずっと不安だったんだ、友達が出来て、毎日楽しい事ばかりで、自分の本当の気持ちに気付いてなかった

ずっと気持ちは1人だったんだ。周りにはハリーやロン、ハーマイオニーがずっといてくれた。その他にも沢山友達がいた。でも、私はここの世界の人じゃない。その事実がずっと心の隅にあって、気持ちは1人だったんだ。

『……私、前の世界で愛なんて感じた事なかったんです。友達なんていなかったし、両親からも愛を感じた事はありませんでした、』

泣きながら話す私を2人は手を握りながら、静かに聞いてくれた

『この世界に来てから、友達が初めて出来たんです。毎日楽しくて、ワクワクしてました。でも、心の中では私はここの世界の人じゃない、1人なんだって思ってたんです…今思えば皆に失礼だった、』

ｱｳﾞ「そんな事ないさ、」

『…誰かの優しさに包まれたかったんです。寂しい、怖いって泣きたかったんです。皆の前では強がって、楽しい気持ちだけ優先して、影に隠れてる恐怖心とか不安とか全部無視してた。

私、2人の前では子供でいても、いいですか、？第2の人生、お2人に預けても、いいですか、？……私に愛を教えてください、』

ｻﾝ「…A、泣かないで？あなたの綺麗な顔が台無しになってしまうわ」

ｱｳﾞ「愛を教えろ？当たり前だ、これからは私達の元で、沢山我儘言って、子供になりなさい」

ｻﾝ「私達があなたを沢山愛すわ」

私は2人の腕の中で一晩中泣いた
今まで我慢していた分、沢山泣いた