33. クラルス夫妻 ページ33
駅に着くと見るからに気品のある夫婦が立っていた
『あの、クラルスさん、ですか？』
ｱｳﾞ「…君が、Aかい、？」
『はい、初めまして』
ｱｳﾞ「よろしくA、私はアヴニール、こっちが妻のサンだ。」
ｻﾝ「よろしくね、A」
『よろしくお願いします、！』
2人はニコニコと挨拶を交わしてくれた。優しい声で私の名前を呼ぶ彼らは、暖かい目をしていた。
ｱｳﾞ「さっそくだが、家でゆっくり話そう」
ｻﾝ「そうね！お話ししたい事が沢山あるの！」
『は、はい！』
私はクラルス夫妻に連れられ駅を後にした
ｱｳﾞ「さ、着いたぞ」
『わざわざ送迎までしていただいて、ありがとうございます』
ｱｳﾞ「これから家族になるんだ、これぐらい普通だろ？なぁ、サン」
ｻﾝ「そうね笑 A、荷物は私達で運ぶから、あなたは早く家に入りなさい。お鼻が真っ赤よ？」
外はそこまで寒くもないのに、鼻が真っ赤になるのは、私が昔から極度の寒がりだからだ
『お邪魔しまーす、、』
大きな玄関の扉を開けると、私の前の家の何倍もある玄関だった、何畳ほどあるのだろうか、
『すっごぃ、広い玄関…』
ｱｳﾞ「気に入ってくれたかい？」
『とても綺麗ですね！』
ｻﾝ「私もアヴニールも物欲がなくてねぇ、家ももう少し狭い所に引っ越そうか話してたのよ」
ｱｳﾞ「でも君が来ると言うなら、ちゃんと広い家でお出迎えしようと思って引越しはやめたんだ」
『私の事なんて気にしなくてよかったのに、』
ｱｳﾞ「そうゆう訳にはいかない。私達は君を迎え入れると決めた時から、楽しみだったんだよ」
ｻﾝ「自分の娘になる子なんですもの、こちらだって気合いを入れておもてなししなきゃね♪」
ダンブルドアの言った通り、とても素敵な夫婦だ。気品もあって優しい人、こんな人達の子供が私でいいのか、？もっと他に相応しい子供がいるはず、
私は2人に連れられるがまま、リビングのソファーに座った。フカフカでとても心地がいい。
ｱｳﾞ「改めて、クラルス家へようこそ！」
『これから、よろしくお願いします、！』
ｻﾝ「困った時はいつでも頼ってね」
『…はい、』
これから、私やっていけるかな、
そんな私の気持ちを見透かしたのか、2人は私の隣に座りそっと抱きしめてくれた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 138人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
レンキ - 面白いです！ (2022年1月20日 6時) (
レス) @page5 id: cd8884a0d3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ｷｸﾗｹﾞ | 作成日時：2021年12月20日 1時
