限界ヲタクが転生しました。 (ページ8)

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8. 伝説の限界オタクページ8

何者、？私が何者かって、？

『私はA、この世界に転生してきました』

私の意味不明なセリフにさすがのダンブルドアもやや困惑気味だ、もちろんホグワーツの生徒達も

『私の言っていることは、意味不明だと思います。ダンブルドア先生、後でお時間頂けますか？』

ダンブルドアは少し驚いた顔をしている
それもそのはずだ、私がここに来てから彼は自分の名を私に教えてはいないのだから

ﾀﾞﾝ「この宴の後で、わしの部屋に来なさい」

私は軽く頭を下げて大広間を出ようと後ろを向き、たくさんの視線の中小さい歩幅で歩き始めた

周囲の生徒に笑顔を向けながらゆっくり歩いていると、作中の主人公ハリー・ポッターが目に入った

その隣には彼の友達のロン・ウィーズリー、ハーマイオニー・グレンジャーがいた

今まで触れる事の出来なかった、彼らが触れれる距離にいるという不思議な感覚だ

ハリーポッターを知ってる人であれば、ここでドラコ・マルフォイも探そうとするだろう

しかし私は彼の限界ヲタクであるため、彼を視界に入れては鼻血を吹き出してまた倒れてしまうだろう

自分自身でも分かっているのに、探してしまう

そして、彼を見つけた

恐らく私が転生したのはハリーポッター"賢者の石"の時代、彼らが入学したての頃なのだろう

私の目に入ったのは、プラチナブロンドの髪を綺麗にオールバックにした、幼少期のドラコ・マルフォイだった、こちらを見て…いる…

案の定私は全生徒が見ている中、鼻血を吹き出して倒れてしまった

我ながらアホだと思う

仕方ない、これが限界ヲタクの典型的な症状だ
私はこの症状を受け入れている

ドラコ・マルフォイは可愛かった、そして美しかった、かっこよかった、品があった、

このまま死んでもいい

あ、本物の私は死んでるんだった
私ってばおっちょこちょいなんだからぁ！

Aは転生初日にしてホグワーツで伝説を残した