検索窓
今日:5 hit、昨日:27 hit、合計:83,663 hit

28. 2人のお話 ページ28

マルフォイとこうして2人きりになるのは久しぶりだ、話しかける時は必ず横にクラッブとゴイルがいたから。



『…話ってなに、?』

ドラ「いや、話したい事は特にない」

『え?どうゆうこと?』

ドラ「…いつもお前が逃げるから、話せる環境が欲しかっただけだ」

『逃げてるのは、自覚あります、』

ドラ「なぜ僕とはまともに話してくれないんだ」


なぜって、推しだからですよ!好きだからです!
なんて馬鹿正直に言えるわけはない


『話したくないわけじゃないの!ただ、マルフォイと話してると緊張しちゃって、』

ドラ「なんで緊張するんだ」

『マルフォイは、純血主義の家庭でしょ?ほら、私純血どころかこの世界の人間じゃないからさ、いつあなたに嫌われるか、ドキドキしてる、』


この気持ちに嘘はない。推しである彼と話すのはヲタクからしたら緊張ものだ。

それは、好きだからという理由だけじゃなく、どこの人間かも分からない私を、彼はいつか嫌ってしまうのではないか、ただ怖いだけなのだ…


ドラ「そんな事気にしてたのか、」

『そんな事って、』

ドラ「僕の家は確かに純血主義だ。でも、僕だって友達ぐらい選ぶ権利はあるはずだ」

『…そんな風に思う人だったんだ、』

ドラ「僕を馬鹿にしてるのか?」

『してない、あなたが優しい人なんだって1つ学んだだけ 笑』

ドラ「…そうか」

『どうしたの?』

ドラ「な、なんでもない!」

『顔真っ赤じゃん!医務室!医務室行かなきゃ!』

ドラ「や、やめろ!見るな!」

『だめ!熱があるならちゃんと寝てなきゃ!』


私はマルフォイのおでこに手を当てようと伸ばしたが、彼は抵抗し続けた


『ちょっと、熱があるか確認するだけでしょ、!』

ドラ「熱なんてない!僕は元気だ、!」


伸ばした手をマルフォイに掴まれる


『ちょ、離して…』

ドラ「ずっと僕を避けてきたくせに、やけに馴れ馴れしくなったな」

『んなっ!?……私は心配で、』

ドラ「お前みたいに体は弱くない」

『私だって弱くない!』

ドラ「倒れてばかりのお前が何を言う」


マルフォイは鼻で笑った
バカにされて悔しいけど、顔がいい、


ドラ「校長室はその角を曲がればすぐだ、ここからは1人で行けるだろ」

『もちろん!……バカにしてる?』

ドラ「さぁ?笑」

『なにそれ、ムカつく。でも案内ありがとう』

ドラ「転ぶなよ?」

『転びません〜』


私はマルフォイと別れ、校長室に向かった

29. 魔法省からの連絡→←27. モヤモヤ・Doraco



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (36 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
138人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

レンキ - 面白いです! (2022年1月20日 6時) (レス) @page5 id: cd8884a0d3 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:キクラゲ | 作成日時:2021年12月20日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。