06 怖がりなのになんで？ ページ6
ゾンビ菌もあるけど、２人まだ来てないから来るまで食べるの待と？って、何だかんだ言って弟たちへも面倒見の良いオッパ。
ピンポーンとインターホンが鳴って、オッパが出る暇なく勝手にドアを開けて騒がしい２人がやって来た。
JN「えっ鍵開いてた？！」
JH「うん、しっかりしてよ〜オッパ」
JN「気持ち悪いからやめて」
JH「えっピザ〜〜！？オッパさすがぁ！」
JN「やめてって言ってんのに……」
そう言いつつしっかり弟たちの手にアルコールジェルをプッシュする。
やっと映画観れる〜♪と再生ボタンを押そうとしたオッパの手を、ホソギオッパが掴んだ。
JH「ダメ、待って」
JN「なんで」
JH「心の準備が……」
JN「そんなのいつまで経っても出来ないでしょ、はい再生」
最初の注意書きで「もう既に怖い」とソファーの上で膝を抱えているホソギオッパ。
………いや、なんでわざわざ観に来たの？
『そんなに怖いなら何で来たの？スビニもビビりなのに』
JH「だってコイツとAを二人きりにさせるわけにはいかないじゃん〜」
JN「はぁぁ？僕ちゃんとしてるし！両想いじゃない子に手出したりしないし！」
JH「いや、ソクジニは飛んだピョンテ野郎だから信用できない。べぇ〜だっ！」
JN「なっ…！」
SB「僕はヒョンたちがいるから来ました。怖いけど」
まあお前たちが怖がるの面白いからいいやと雰囲気作りに電気を消すソクジニオッパ。
それと同時に2人がギャッー！！！って叫んで私に抱きついた。
JH「もう一人でトイレいけない！！」
『まだほとんど始まってもないから』
SB「ヌナ〜、、」
『あぁ〜よしよし、大丈夫だよスビニ♡』
「ねぇA」と呼ばれてテレビに目を向けたまま「なに？」と答えると、「オッパそこ座るから膝に座って」とソクジニオッパに言われた。
このソファーは３人がけで、みんな細いから４人座ろうと思えば座れるけど、だいぶ窮屈だから。
『はいはい』
こういうのって、少女漫画だとドキドキ展開なんだろうな。
でも私には慣れた話で、特に何のドキドキもしない。慣れって怖いものだ。
JN「毎度毎度思うけどAほっそい」
『くすぐったいからお腹に手回すのやめて』
JH「ほらピョンテじゃん！」
『言えてたわ』
JN「じゃあお前たちピザ抜きね、スビニと僕で二人占め」
『嘘だよ、大好きオッパ』
JN「」
チョロ！！
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作者名：海月 | 作成日時：2019年7月8日 22時
