大丈夫やんな？ (ページ7)

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医務室～。

大倉は真っ赤な顔して荒い息立てて寝ていた。起こすの可哀想やけど仕方ないよなと思い、

錦戸「大倉？大丈夫か？時間なんやけど、」

優しめに声をかけると大倉はすぐ起きた。

大倉「あ、亮ちゃん、ごめん、、時間に戻る言うたのに…」

なんや、そんなこと気にしとるんか。

錦戸「大丈夫やで。熱計ってみぃ。」

大倉「いや、でもみんな待たせてるんやろ？せやからええ。」

錦戸「大丈夫やって。章ちゃんもまだ寝とったし熱とか測ってるやろ。」

大倉「あ、そやった。ヤス大丈夫なんかな。」

自分も相当しんどいはずなのに他人のことばっか心配して、章ちゃんは何度なん。だとか言ってくる大倉。

錦戸「今は自分の心配せーよ。ええから熱測り。」

そう言って体温計を渡すと、分かった。ごめんな迷惑かけて。と言いながら測り出した。

錦戸「どーやった？体温計、貸して。」

聞いてもきっとまた嘘つくんやろうと思い、貸してとか言いながら勝手に取った。

．
．
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39.8…

え？休んでたはずなのに変わってへん、、

大倉「なんでやろな、ちゃんと寝てたで？」

錦戸「大倉、取材休んでええで。病院行った方がええってそれ。」

大倉「大丈夫やって。それほど辛くないで？辛さは微熱かな～って程度やし。」

ほぼ40度で微熱くらいの辛さなわけがあらへん。何言うてるん、こいつ。

錦戸「無理せんでええから。みんなにとりあえず言おう？な？」

大倉「大丈夫。ほんまに大丈夫やから。ほら行こ。みんな待っとるよ」

そう言いベッドから起き上がった大倉。
するとまた急に視界から消えてしゃがんでいた。

錦戸「おい、大倉？」

大倉「ごめんごめん…ちょっと頭痛いだけやから待って。」

そう言いしゃがみこんだまま頭を抑えている。こんなん大丈夫やないやろ。

錦戸「大倉、それ大丈夫やないで？高熱やねんから無理せんでや。」

大倉「ごめん…でももう治ったから大丈夫やで。迷惑かけてごめんな」

そう言いながら立つ大倉を支える。

錦戸「だから大丈夫やないて。みんなに言うて休みぃや。」

大倉「取材やろ？大丈夫やって。みんなにもばれんよう出来るから。お願い、」

何度言っても聞かないから、じゃあ取材中しんどかったら俺に寄りかかってええからな。なんかあったら俺に言えよ。と言い、ふらふらする大倉を支えて楽屋に戻った。