くらげの恋 (ページ4)

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徹「俺昼から授業ないの～ひま～」

A「保健室にでも行ってればいいんじゃないんですか！」

徹「野郎と2人きりじゃ楽しくない」

チクってやろうか。

徹「若い子と2人でいたらさぁ、遊べるじゃん」

A「じゃあその若い子とやらを学校中歩いて探せば暇は潰せますよ？」

徹「はぁー………わっかんないかなぁ………」

机の隅に置いてある灰皿には、既に煙草の吸い殻が3本。

やっぱりこの人に灰皿って想像できない。

徹「俺はAちゃんといたいの」

A「私は早く教室に戻りたいです」

徹「Aちゃんひどーーーい」

ついには泣き真似を始めた目の前の大人。

……………ほんとにこの人教員免許持ってんの？

徹「慰めてくれないのぉ～？」

A「い！や！で！す！」

警戒心バリバリで先生を見ていると、遠くから聞こえる予鈴。

A「教室戻りますからね！」

徹「へーへー、行ってら行ってら」

不貞腐れて、私を見ずに手を振って。

…………何なのよ。