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「もしもし?」
「っあ、の、」
「白石さん?」
「はいっ」
「ああよかった、通信良いですね。
今日は、無事着けたみたいでよかったです。文字でも言いましたけど」
「あ、ああ。時間にも間に合ったし、本真に助かった。ありがとう」
「いえいえ。
わざわざ電話でまで、こちらこそお手数おかけしてすみません」
「いやちゃうねん、この電話はな、アホな友達が勝手にかけたんや！
俺はちゃんと電話かけていいか訊くつもりで、なのに……――」
「あー、そうだったんですか。お友達、お茶目ですね。」
「んな可愛いもんじゃないねん、本真にすまん!!」
「いやいや全然。
それに、電話の方が好きなんです。トークだと、返信考えて遅くなっちゃうので」
「あ、そう、なんや」
「ご、ごめんなさい、私が好きかなんてどうでもいいですよね。
とにかく、気にしないでください」
「そんなことないで!! それなら電話して良かったわ。」
「えっ」
「うん」
「……えーっ、と」
「はは。そんなテンパらんといて。
そいでな、赤咲さん」
「はい」
「次の祝日、空いとる?」
「今週の? はい、一日大丈夫です」
「本真か? よかった、ほな……」
「はい」
「えっと、」
「……」
「まあ、その」
「……遊びに?」
「それや」
「わかりました」
「そこでお礼する」
「もう充分すぎるくらいなのに。律儀ですね、白石さん」
「んなことない、俺の気が済まないんや。
今度は
「そこまで言われると、期待しちゃいます。
――でも、先に言っておきますけど、私の私服には期待しないでくださいね」
「え?」
「い、いえ、何でも!! ああ、それなら、時間とか場所は後で決めましょう。」
「おん、任しといてや」
「白石さんが迷わず来られるところでいいですからね?」
「うっ、それは言わんといて……」
「あはは。あ、笑ってますか?」
「なんや唐突やな、うん、笑っとるよ」
「よかった。……あ、そろそろ切らないと、」
「おう、突然長々と、悪かったな」
「そんなことないです。楽しかったですし、楽しみにしてます。
それじゃ、おやすみなさい。」
「ん、おやすみ」
………
…
携帯を耳から離し、元に戻った画面を見つめる。
トークルームに残った通話履歴。
笑ってる? 楽しかったですし、楽しみにしてます――
その言葉を反芻して、小さくガッツポーズをした。
*
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美音(プロフ) - リューヌさん» 笑顔動画でもこちらでもありがとうございます！ 応えられるよう頑張りますので、よろしくお願いいたします！ (2016年12月6日 13時) (
レス) id: 8effde5d90 (このIDを非表示/違反報告)
リューヌ(プロフ) - 凄く面白かったです！ 更新頑張ってください！応援してます！ 後、某笑顔動画の小説も読ませていただいてます！ どちらも頑張ってください！！ (2016年12月5日 18時) (レス) id: d26bccd53e (このIDを非表示/違反報告)
美音(プロフ) - うみさん» コメントありがとうございます。そういっていただけてとても嬉しいです、頑張りますヽ(*＾ω＾*)ﾉ (2016年11月30日 21時) (レス) id: 8effde5d90 (このIDを非表示/違反報告)
うみ(プロフ) - 面白いです！更新楽しみにしてますね(*´-`*) (2016年11月30日 5時) (レス) id: c3991824f1 (このIDを非表示/違反報告)
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