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謙也宅――いや、厳密に言えば、謙也の従兄弟･侑士宅の謙也の部屋。
試合後誘われるがまま寄ったら、夕飯をご馳走になった。
それから、デザートまで完食し、今に至る。
無遠慮に謙也のベッドに寝っ転がり、謙也は床に座りベッドに寄りかかりながらゲームをしていた。
「ええなぁお前は、こーんなええとこ住めてな〜。」
「せやからお前も一緒にどうやって誘ったやんけ、どうにか都合するからて」
「いくら友達とは言えそんなん流石に悪すぎや。
こうしてたまにご馳走になれるだけで、有難いの極みやで。」
「気にせんでええのになぁ、俺とお前の仲やんか。」
「くっつくな、キモい」
「うわっ財前並にキッツイ」
「男が男に抱きつかれてるんや！ 正常な反応やろが!! 小春とユウジが異常なんやで!?」
はーなーれーろー!! と、手に持っていた携帯を置き、謙也を無理やり引き剥がそうとしたとき。
ぽんぽんぽん、という通知の音。
まさか、と思えばそのまさかで。
「あ――――――！！！！」
「えっ、うるさ。なんや」
「だーアホ!! お前は見んでええねん」
赤咲さんからの返信に、浮かれて咄嗟にトークルームを開いてしまう。
――無事着けて、試合も好調だった様でよかったです
――返信遅くなってすみません
――今からなら、多少早く反応できると思います
「どっ、どないしよ!! どないする!?というか、既読早すぎて引かれへん!?」
「ど、どうしたんや急に」
「で、電話の方がいい? それなら、電話していいか聞くべきか……?」
「おーい、白石ー?」
「でも、唐突にそんな許可とったらアカンか。
ワンクッション、何か然りげ無い話題っちゅーのが基本やんなぁ。基本は大事や。ウンウン」
「……」
「でも、電車の中では名前のことしか話せんかったし、どういう話題がええんやろ……
“今日、自分は何してたん?”――いやいやアカン!! そんなデリカシーない質問――
っておい謙也、何するんや!!」
自分の信念に基づいて基礎固めをすべく思考を巡らせていると、右手がふっと緩んだ。
……携帯を持っていた方の手。それが抜き出されたからだ。
そしてそれは今、謙也の手の中に。
マズイ、非常にマズイ、というか、マズくない筈がない。
その予感、いや悪寒は当然当たった。
少々弄ってホイと返されたその画面には、LINE通話の画面。
急いで切ろうとしたその瞬間に、もしもし? という再びの声。
ああもう、サイアクや!!
*
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美音(プロフ) - リューヌさん» 笑顔動画でもこちらでもありがとうございます！ 応えられるよう頑張りますので、よろしくお願いいたします！ (2016年12月6日 13時) (
レス) id: 8effde5d90 (このIDを非表示/違反報告)
リューヌ(プロフ) - 凄く面白かったです！ 更新頑張ってください！応援してます！ 後、某笑顔動画の小説も読ませていただいてます！ どちらも頑張ってください！！ (2016年12月5日 18時) (レス) id: d26bccd53e (このIDを非表示/違反報告)
美音(プロフ) - うみさん» コメントありがとうございます。そういっていただけてとても嬉しいです、頑張りますヽ(*＾ω＾*)ﾉ (2016年11月30日 21時) (レス) id: 8effde5d90 (このIDを非表示/違反報告)
うみ(プロフ) - 面白いです！更新楽しみにしてますね(*´-`*) (2016年11月30日 5時) (レス) id: c3991824f1 (このIDを非表示/違反報告)
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