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「あー……そもそも、なんで金ちゃんたちと赤咲さんが知り合っとるん?」
金ちゃん、女の子にひっつくのはあかん、……なんて今俺が言ったら、どんなトーンになるんやろ。
別にええやん、金ちゃんのこの感じで、赤咲さん自身も拒否してへんのやから。
必死に自分を抑え付け、やっとの思いで平然と問いかける。
「えー? えーっと、あんなー、」
「……遠山がケイタイに付けてたストラップが紐切れて落ちて、それを届けてくれたんです。
俺らそんとき絶賛迷子中で、ついでに道聞いたら同じとこ行く言うから、着いて来たんスわ。」
死ぬほどわかりやすい財前の説明に頷きながら、心の中で“一緒!! 俺と馴れ初めが一緒!!”と絶句し頭を抱える。何やその偶然。というか大阪人、東京の地形に弱すぎとちゃうか?
「そーそー!! 本真、ねーちゃんに会えてよかったわー!!」
「……まあ、確かに。東京に来た意味無くなるとこやったし」
「あはは。私もルールとか教えてもらえたし、偶然とは言えよかった」
――ちょい待ち。
これ、金ちゃんはともかく、財前もかなり懐いてる感じやんな?
謙也もちょっと驚いた様子やし、同じこと思っとるんや。
「あー、話したら喉渇いた……。
なー、ねーちゃん。ワイ、またあの甘酸っぱいやつ飲みたいわー!!」
「ああ、さっきの? いいよ。」
赤咲さんが、バッグから取り出した紙コップに、同じく取り出した水筒の中身を注ぐ。
「遠山くんのおかげで、あんまり余らないで済みそう。」
そう言って嬉しそうに金ちゃんにコップを手渡すと、金ちゃんは一瞬で飲み干した。
「っはー!! 美味い!!」
「……ちょっと、遠山より俺の方が話したんスけど」
「ねーちゃん、財前も飲みたいってー。あっ!! 白石と謙也も飲みたいって顔しとる!!」
金ちゃんの無邪気な指名に、一同ビクリと肩を揺らす。
赤咲さんは俺と謙也を交互に見て、主に初対面の謙也の方を気にしながら、緊張を誤魔化すように笑って。
「飲み、ます? レモンを漬けてた蜂蜜を水割りして……手作りだから、嫌なら」
「嫌ならワイと財前が代わりに飲んだるでー!!」
金ちゃんがそう言って豪快に笑った瞬間、俺と謙也の「飲むわ!!」という声が重なった。
というか誘ったの俺で、紙コップまであるんやで? 絶対俺に作ってきてくれたやつとちゃうの!?
――とツッコみたい気持ちを抑えに抑え、コップを受け取る順番を待つ。
なんやねんこれ、メッチャ悔しいわ!!
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美音(プロフ) - リューヌさん» 笑顔動画でもこちらでもありがとうございます！ 応えられるよう頑張りますので、よろしくお願いいたします！ (2016年12月6日 13時) (
レス) id: 8effde5d90 (このIDを非表示/違反報告)
リューヌ(プロフ) - 凄く面白かったです！ 更新頑張ってください！応援してます！ 後、某笑顔動画の小説も読ませていただいてます！ どちらも頑張ってください！！ (2016年12月5日 18時) (レス) id: d26bccd53e (このIDを非表示/違反報告)
美音(プロフ) - うみさん» コメントありがとうございます。そういっていただけてとても嬉しいです、頑張りますヽ(*＾ω＾*)ﾉ (2016年11月30日 21時) (レス) id: 8effde5d90 (このIDを非表示/違反報告)
うみ(プロフ) - 面白いです！更新楽しみにしてますね(*´-`*) (2016年11月30日 5時) (レス) id: c3991824f1 (このIDを非表示/違反報告)
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