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「よっ、白石〜！ 最近どや? 調子良さそうやないか！」
「うおっ、なんや謙也か」
「中学生からの友達になんやとはなんやねん!!」
この謙也とのやりとりは、中学時代からの恒例。
俺もコイツも、飽きずにようやるわ。
謙也も満足気に笑って、俺の横に並んでくる。
しばらく他愛もない話を続け、途中の自販機でお気に入りを買う。
ちみちみとそれを飲んでいるのを狙いすましたかのように、コイツは突然ぶちかましてきた。
「あ、せや。デートはどうやったん!?」
噴いた。
……まさしく、噴いた。笑いすぎやで。『まだまだ関西人やな』って、うるさいわ。
「だからデートじゃないって言うたやん!!」
「まあ白石のことやからな、言った通り完璧にしたんやろ?
俺もカノジョできたときに参考にしたいから聞かせてや。」
「ツッコミ聞いとった? デートでもないし、彼女でもない」
俺を参考にしたら、カフェで泣きつつ自分の思い出話をダラダラ話し続けることになるけど、それでええか?
――なんて、さすがに謙也にもあの日の俺の体たらくは言いたくないしな。
「でも、本真はデートって名目にしたいんちゃうか??」
……何やコイツ、ヘタレスターのくせに聡いやないか。
調子乗らせる前に何か言い返さんと。
そう思って口を開きかけたとき、突然、ポケットの中の携帯が震えた。
そういやマナーモードのままやったと思って取り出すと、謙也のにやけがより一層深まる。
その顔やめろと心の中でムカつきながら、俺もその着信の相手を確認して思わず表情が緩んだ。
「……もしもし?」
『あっ、し、白石さんごめんなさい!!
私はメッセージで言うつもりだったんですけど、と、友達が……!!』
「何や、お茶目な友達やなあ」
『そんな可愛いものじゃないで……あ、あ〜、うん』
あ、敬語直した。
あまりの不自然さに思わずちょっと笑ってしまう。
「いくら何でもぎこちなさすぎやろ。無理せんでええで。無理せずタメでよろしく」
『あ、そこは敬語でいいとは言わないんだ』
「言わへん言わへん!! 同い年やで? もっと気楽に話してほしいんや」
『わ、わかった……友達にすっごい笑われてるけど、頑張る』
「おう、その調子や」
『うぅ、楽しそうに…… それで、……えっと。
15日までにどこか、空いてる日、ありますか』
「……」
『……』
「……」
『空いてる日、ある?』
「たぶんあるし、なくても暇作るわ。
折角の赤咲さんからのお誘いやしなぁ」
*
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美音(プロフ) - リューヌさん» 笑顔動画でもこちらでもありがとうございます！ 応えられるよう頑張りますので、よろしくお願いいたします！ (2016年12月6日 13時) (
レス) id: 8effde5d90 (このIDを非表示/違反報告)
リューヌ(プロフ) - 凄く面白かったです！ 更新頑張ってください！応援してます！ 後、某笑顔動画の小説も読ませていただいてます！ どちらも頑張ってください！！ (2016年12月5日 18時) (レス) id: d26bccd53e (このIDを非表示/違反報告)
美音(プロフ) - うみさん» コメントありがとうございます。そういっていただけてとても嬉しいです、頑張りますヽ(*＾ω＾*)ﾉ (2016年11月30日 21時) (レス) id: 8effde5d90 (このIDを非表示/違反報告)
うみ(プロフ) - 面白いです！更新楽しみにしてますね(*´-`*) (2016年11月30日 5時) (レス) id: c3991824f1 (このIDを非表示/違反報告)
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