侑くんの友達感覚がおかしすぎる

どこいったあいつ ページ5

そして昼休み。昼食を食べ終わって約束の時間がくる。






宮くんを呼ぶ。呼ぶ････名前呼んだんだけど、






「あいつ、どこ行きやがった･･･」

なんと、いないのである。





「銀島くん、宮くんどこにいるかしってる？」


「あー･･･あいつどっか逃げてってもうたわ」








やっぱりな


皆にもきいたけど



「しらん」

「んー、そーいやさっきからえんね」









･････「どこ行きやがった！」




隣のクラスや体育館とかも見に行ったけど




宮くんはいない。






｢はぁ、だる｣


体力はすぐに尽きる系だからこんだけでも、汗がすごい･･･。

ていうかあいつなんなの、なにしたかったの、




｢くそぉ！ムッかつく！！｣

｢おわっ｣



え、誰

｢ご、ごめんなさい｣


大声出してしまった･･･。



｢あーなら宮あとは頼むわぁ｣

なんだ先生か。





｢って宮！？｣



先生が出てきたであろう準備室の扉を開く。





｢ん？｣

｢ちょっ、宮探したんだけど！！先生の手伝いかよ！｣




｢え、誰？｣

｢はぁ？誰って･･･宮本だわ！｣

｢･･･人違いちゃう？｣



人違いって、あんた以外に誰がいんの！


｢おら、ちょっと来てよ！まぁここでもいいんだけど！｣



｢なぁ、あんたなんなん？もしかして侑と勘違いしとる？｣

｢は、はぁ？｣




侑って、あんた侑じゃん･･････。


｢俺、その片割れの治やけど。ちなみに1組｣




｢はぁ！？おっ治って！？｣




よくよく見れば


髪色だって髪型だって、分け目違うし




声も違った･･･。






思いっきり人違いだった････！

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