15話 ページ17
宙「へぇー、赤葦くんにアドバイス貰ったんだー(ニヤニヤ」
『な、何その顔』
宙「いや?別に?」
合宿が終わり、お盆に入った。
つまり、部活がない。
私はお盆、いつも暇しているので、おばあちゃん家の手伝いをしている。
私のおばあちゃんは食堂を経営しており、この時期だけ私がホールを手伝うのだ。
今年も例外なく手伝いに来ていた。
お盆は結構混むので、大変だが、やりがいもある。
毎年のことなので、慣れてはいるがやはり疲れる。
客数が減って、少し落ち着いたので、休憩になった。
『おばあちゃん!今日もすごい混んだねー、まかないなんでもいい?』
おばあちゃん「いいわよ〜」
『じゃあオムライス!』
おばあちゃん「はいはい」
午後からはおじさんと交代なので、おばあちゃんは私のお昼を最後にいつも作ってくれる。
とろとろの卵が本当に美味しいんだよね…
私は一日手伝いをするので、店に残る。
おじさんは母の弟で、この店を継ぐらしい。
30歳なのに、童顔だから24.5歳くらいに見える。
私もいつまでも若々しくありたいものだ。
『おじさん久しぶり!』
おじさん「お!Aちゃん久しぶりだな!」
ディナーも結構混んで大変だったが、店を閉めたあと、おじさんがご褒美にコンビニスイーツを買ってくれるらしいので頑張った。
『私これにする〜』
おじさん「他はいいのか?」
『じゃあこれも!』
結局カフェオレとスイーツ2個を買ってもらった。
車に戻ろうと入口に行くと
赤「A?」
『え?あ!京治。』
おじさん「俺先行ってるぞ?」
『あ、うん。分かった』
そう言っておじさんは車に行った。
赤「……」
『どうしたの?』
赤「お兄さん?」
『え?違うよ〜』
赤「じゃあ誰」
《京治のまとっている空気がいつもより黒い気がする…》
『おじさんだよ!』
赤「…え?」
『…え?』
赤「そっか…」
京治の周りの空気が少し和らいだ気がする
『あ、そういえばアドバイスありがとう!すごく助かったよ』
赤「どういたしまして。」
少し雑談をして家に帰った。
あの後おじさんにニヤニヤしながら彼氏かー?なんて聞かれて黙らせたのは言うまでもない。
夏休みは残り半分になっていた。
93人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
小桜(プロフ) - くふぅ......!赤葦が尊い! (2021年8月29日 10時) (レス) id: 8b4a915ba2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:くーのすけ | 作成日時:2021年2月18日 22時