13話 ページ15
『今日はほんとにありがとう!すごい楽しかった!京治のトス打ちやすいね!木兎さんの力もこのセットティングで引き出されてるんだなって思うと最高だった。うん、やっぱすごいね、京治は』
赤「ありがとう(笑)宙って人褒める時いつも息吸わないよね、木兎さん褒めてる時もそうだったけど」
『え、まじ?無自覚』
赤「みたいだね(笑)」
しばらく歩き、私の家の前についた。
『私の家ここなんだ、送ってくれてありがとう!京治の家はもう少し先なの?』
赤「どういたしまして、じゃあね」
『うん、バイバイ』
そう言って京治は私が家に入るのを確認したあと帰っていった。
私は2回に荷物を置き、もう一度窓から見送ろうと、ベランダに出た。
すると来た道を帰っていく京治の姿が。
《え、家通り過ぎてたの…?》
まさか通り過ぎているとは思わず、申し訳なさと感謝が込み上げた。
京治らしいなとも思ったが…
少し胸がキュッとなったのは気のせいだ。
しばらくして、とうとう夏休みになった。
京治のおかげで補習も回避出来たので、私は今日もマネ業に励んでいる。
今年は新しいマネが入ってこなかったので、1人で回さなければならず、大変だ。でもやりがいもあるし、やればやっただけみんなが褒めてくれるので頑張る。
うちの部員はイケメン女子が多いのだ。
多分そこら辺の男子よりイケメン(殴
マネのこともちゃんと気遣ってくれるし、部活も本気で本当に尊敬する。
だから、春高は絶対全国に行く。
私にできることは少ないかもしれないけど、少しでも選手のみんながバレーボールに触れる時間が増えたらいいなと思う。
夏休み、男子は埼玉でいつもの合宿らしい。
私たちは梟谷で合宿だ。
泊まり込みで練習をして、明日は新山女子と練習試合がある。新山女子…宮城?だった気がする。
私たちはいつも4位や5位など、ギリギリ全国に行くことが出来ず、悔しい思いをしてきた。
明日の練習試合では、えるものが多いだろう。
選手の負担が減るように頑張ろう。
そして新山女子との練習試合。
私たちは結構いい勝負をしていたが何故か1回も勝てない。いつもいい所まで行くのだが、勝つことが出来ない。私は後で見返せるようにとビデオを設置してあったので、みんなが寝たあと少し確認してみた。
そして気づいた。
私達には決定的に決める力が足りていないと、、、
93人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
小桜(プロフ) - くふぅ......!赤葦が尊い! (2021年8月29日 10時) (レス) id: 8b4a915ba2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:くーのすけ | 作成日時:2021年2月18日 22時