目指せ！華のモブ生活！【稲荷崎】

2話 ページ3

いつものように目覚ましがなった。うん…うるさい
いつになったら朝に強くなれるんだろう、そう思いながら洗面所に行き顔を洗った。いや、洗おうとした。

「ん？誰これ？鏡にポスター貼ったの誰だよ」

ペタペタと鏡に触るが髪が貼ってある痕跡もない。
(まだ寝ぼけてるのか私は…。)朝は弱いので特に気にすることなくご飯を食べた。そして歯を磨き、制服に着替えようと思って部屋にかかっている制服を取りに２階に行った。

「私の制服じゃない！？」
(まてまて、さっきの鏡といい、制服といいどーゆー状況？)
母 「Aー？さっさと行かないと遅刻するわよー？」
「はーい！」(遅刻はまずい…制服これしかないしいいや早く行こ)

急いで支度し、「行ってきまーす」と言って家を出た。そして気づいた。(え、道わからん)
どうしようかと悩んでいるとタイミングよく同じ制服を着た人が前を通ったのでついて行くことにした。
無事高校に到着。しかし、ここでまたもや問題発生。クラスが分からない！(どうしよう…)
ﾋﾟﾘﾘﾘ ﾋﾟﾘﾘﾘ
「ん…？」
ポケットからスマホを取りだすとそこには大親友美桜の名前が。
「え、まってきたこれ。もしもし美桜？｣
美桜「もしもし！？A！？今どこ！？」
あまりの勢いに圧倒されたがこの感じもしかして…
「1回落ち着こう？w 聞いて驚け私は今いつもとは違うよくわからん高校にいる！そしてクラスが分からない！」
美桜「え、それ落ち着いてる場合じゃなくね？てかそっちも！？私もなんか起きたら知らん制服あってさ…。今よくわからんけど教室にいる。Aは生徒手帳とかにクラス書いてないの？」
「ちょっと待って…。あった！2年1組！」
美桜「え、ねえ私も2年1組！もしかして同じ場所にいる！？」
「え、もしかして今来てる制服って…ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ やば…急ぐから一回切るね」
美桜「え、いや、ちょっと…」


「ま、間に合った…はぁ」
めっちゃ疲れたギリギリに来たから1個しか空いてないあそこが私の席かと先生が来てないことにほっとしながら席に着く。それと同時に先生が入ってきた。
(まじで危なかったわ)
ホームルームが終わりほっとしていると前の席の人が話しかけてきた。

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