＊どりーむどーむ＊

続・相棒　堂林翔太 ページ23

グローブは選手皆の相棒です。大切にしてくださいね？





あの言葉を聞いて1ヶ月



特に進展もなく、試合の日々が続くばかり。強いて言えばお互い名前呼びになったことくらい




あー、どーしよっかなー





菊「なにがー？」


堂「うわぁあ！き、きくさん！？」



全く気づかなかった……



菊「さっきからブツブツうるさいよ？進展ないとか、名前呼びとか……」


丸「どーせミヤのことだろ？笑」


菊「え、ドウってミヤちゃんのこと好きなの！？」



ミヤ、とは彼女のあだな。名字が宮澤だからね



堂「いや、そーじゃなくて////」



菊・丸「「じゃ、なんだよ？」」




…………そー言われると何も言えない



頭に浮かぶのは、柔らかいあの笑顔



堂「//////」


丸「うわ、こいつ顔赤くなった。やっぱり好きなんじゃん笑」


菊「むしろニヤニヤしててキモい……」


堂「ちょ、ヒドいっすよ！！」



しゃーねぇじゃん、かわいいんだもん！


あんな天使みたいな笑顔に惚れない人いないって！(断言)




菊「ま、頑張れよ！応援してっから」


堂「でもどーしたらいいですかね？チャンスがないっていうか」


丸「グローブとかの相談すれば？近づけるチャンスじゃん！」


堂「あぁ、なるほど！」



ダダダッ バタンッ！！





菊「あいつ、意外とバカ？笑」





主人公side


トントン


『はーい、どーぞー』


堂「夏稀ー、相談しにきた！」


『お、いらっしゃい！どーした？』



同い年の翔が来た。なーんか最近やたらと絡んでくる笑



堂「あのさ、外野用のグローブのことなんだけど………」


『あ、それなら今月新しいモデルでたよ？』


堂「え、マジで？！見たい見たい！！」





30分後 堂林side


『どう？なんか気に入ったのあった？………って、そろそろいかないとやばくない？練習』


堂「え、あぁ！やばっ！」


もうこんな時間？！早すぎんだろ！しかも、別にいい雰囲気なった訳でもねーし！


仕方ないなぁ………笑




堂「なぁ、次の試合でスタメンとってホームラン打ったら、俺とデート行ってくれる？」




主人公side


思わず首を縦に振ってしまった。だって笑顔ではなく、真顔だったから


と、いうことは本気だと捉えていいのだろうか



左胸の異常な鼓動と、りんごみたいなほっぺが収まったのは

それからさらに40分後

自慢のお父さん 阿部慎之介（親子）→←作者より

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