＊どりーむどーむ＊

俺の嫁さんpart2　鳥谷敬（夫婦） ページ15

コ「おし、昼の休憩入れ！」


「「「はい！！」」」



ふぅ、疲れた


今日は1日練習


若手たちは首脳陣にアピールできるいいチャンス


かなり気合いが入ってる



俺らも負けてらんねーって、ベテランも張り切って、午前中だけでもかなり充実してた



西「鳥さーん、はよ行きましょー」


鳥「はいはい笑」


さ、飯だ飯




て、

鳥「やべ…………」


飯、忘れてきた


能「んー？とり、どうしたんや？」


鳥「飯、ないっす」


能「はぁ？笑」


鳥「どーしよう…………」



トントンッ ガチャッ



『失礼しまーす、敬さん？』



来た、ナイスタイミング！


能「おー、夏稀ちゃんやん！」


『お疲れ様です、能見さん！敬さん、ご飯どーぞ』


鳥「サンキュ笑」


嫁の夏稀


夏稀は家ではもちろん、この甲子園球場でも球団職員として俺を支えてくれる



ただ、心配ごとが一つだけ


西「なんや、来とったんかいナッツ！」


『剛！』


夏稀と同じ大阪桐蔭出身の剛


まぁ、けっこう仲がいいわけで


西「お前まぁーた、縮んだんちゃう？」



『剛みたいに爺さんやないから笑』



西「てんめぇ……、この！」



鳥「？！」


『ぐぇ！？ちょ、ギブギブ！！』



剛が夏稀の首に、後ろから腕を回して絞めはじめた


いくら同級生で仲が良いとはいえ


最愛の人が他の男と目の前で密着してるのを見ると…………



ぐいっ


『っわ！』 西「うおっ！？」



西「あ、えと、とりさん、その………「剛？」は、はい！！」


鳥「次またやったら、覚悟しとけよ？……………行くぞ、夏稀」


『敬さん！？』


バタン



能「おうおう、すっごいのー笑」


西「むっちゃ怖かった、死ぬかと思った( ノω-、)」


能「でもあいつ…………」




夏稀side



『敬さん……？』



鳥「あのさあ、夏稀？」



あ、やばい………？



鳥「剛と会うの禁止。あと、仲良く喋るのも禁止」


『へ？！』


鳥「夏稀は、俺のもの、でしょ？」


『もしかして、嫉妬？笑』


鳥「…………………」


どうやらビンゴのようだ笑



予想が当たって少しニヤついていたら、試合の時以上の鋭い目で睨まれた



鳥「はい、連行」


ひょいっ


こんな効果音が聞こえるくらいに軽々と私を持ち上げた



『え、ちょ、今？！なう？！』


鳥「そ。つべこべ言わずに………寝室いくよ？」



ニヤッと笑った彼に不覚にもときめいてしまったのは内緒



能(とり、練習中って分かっとるのかなぁ苦笑)

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