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第二十九訓〜十〜 ページ11













葵「クハッ…(少し…意識…が消えた……な…)」


さっきはいきなりのことで 意識を持ってかれたが

葵(戻っ…て 良かっ…た)



ギリギリ持ち堪える


葵(この力は…嫌いだが…仕方…ねぇ………)



俺は身体全てに力を入れて


葵「ァアアッ‼」


ブチッブッブチブチッ

葵「ハァ…ハァハァ…なんだよ 案外簡単…に取れる…じゃねぇか…」



夜兎の力を全開で出したら余裕で千切れた

しかし


葵「ハァ…ハァ…ハァ…体力がッ…」

エネルギーを吸い取られたのか 体力がない

汗が吹き出る

ふらふらする


葵「キツイ…」

ドサ…



目眩がして倒れる


星「葵華ァアア‼ 神楽ァアア‼」




父さんの叫び声が聞こえる

最後の力を振り絞ったのに 触手が俺を取り込もうと伸びてくる



葵(俺も……神楽と一緒に……)



諦めたこの瞬間

俺を掬い上げるように




銀「あっぶねぇー…」


銀さんが助けてくれた




葵「……銀…さん…」

銀「ったくお前がこんなになるなんざ…相当厄介らしいな」

葵「うるせ……さっき…コイツに取り込まれて…エネルギー取られた…から…」

銀「出てたじゃねーか?」

葵「自力…でブチ破った………」


星「葵華‼無事か⁉」

葵「俺より……神楽…が………」



星「ヤバい……」


父さんの声が遠くなる

目の前が周りからだんだんと暗くなってきた

傷は先程より塞がったが 血が大量に出たから 貧血というところだろう


薄まる意識で葛藤する


葵(まだ…戦いの途中だ……まだ保て…コノヤロー………)


身体が重い



葵(立て……)



まぶたが垂れる



葵(寝るな……正直 今は…昼寝の時間だが………寝るな…)



考えられなくなってきた

思考が働かない

何も聞こえない



葵(………)




最後に見たのは心配した表情でこちらに向かって来る新八の姿




ここから俺は万事屋の自室の天井を見るまで

目を覚まさなかった





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餅原 葵(プロフ) - 書き忘れていましたが、久々の更新です。すみませんでした…。最近はヒロアカの方ばかり考えていたので… (2018年5月11日 23時) (レス) id: 1335265c7d (このIDを非表示/違反報告)
餅原 葵(プロフ) - 最近は調子がいいので沢山更新して行きます。楽しんでくれたら嬉しいです。 (2017年11月13日 11時) (レス) id: 1335265c7d (このIDを非表示/違反報告)
kuro - 続編おめでとうございます。これからの話も楽しみにしてます! (2017年11月13日 11時) (レス) id: 6c3a526fbd (このIDを非表示/違反報告)
餅原 葵(プロフ) - ありがとうございます。頑張ります。 (2017年11月12日 17時) (レス) id: 1335265c7d (このIDを非表示/違反報告)
愛音(プロフ) - 続編おめでとうございます。葵華のキャラが好きです!更新頑張って下さい!! (2017年11月12日 16時) (レス) id: 8d78b160ba (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:水縹 葵 | 作成日時:2017年11月12日 16時

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