No.114 ページ48
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緑「ご迷惑をおかけしました!」
り「…………。すごい圧力…」
緑谷の謹慎が爆豪よりも早く解けて復活。
鼻息を荒らして「三日間に空いた穴を埋める」だとか言って意気込んでいる。
り「…………。(まだ風邪の影響かダルい。眠い。)」
[※いつものことです]
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〈瑠葵さん!行っちゃダメだ!死んでしまう!〉
〈…。ああ、そうだな〉
小さい俺は小さい腕を必死に伸ばして叫んだ
強敵に向かう瑠葵さんに向かって
〈あんなクソなヒーローはこうゆう時に役立ちゃいいんだよ。〉
〈さっさと倒せやぁ!このボロヒーローが!〉
〈こんなときでしか良いところ見せらんねぇだろww〉
〈やーっと殉職か。待ち望んだよ〉
たった一人で立ち向かう瑠葵さんに
応援の言葉、あわや引き止める言葉さえも飛び交うことはなく
ただただ罵詈雑言を俺のヒーローに吐いていた。
〈お前ら!瑠葵さんになんてこと言うんだ!〉
〈はいはい。ボンボンだから手は出さねーがちっと黙れや〉
ドンッと突き放された感触はまだ覚えてる。
あそこにいた奴ら全員が憎い。
〈ありがとなー。りお。俺みたいなヒーローに憧れてくれて〉
〈瑠葵さっ!危ない!〉
怪物が瑠葵さんを見据え、手を振り上げた
でも瑠葵さんは動かない。
〈嬉しいよ。今も お前だけが引き止めてくれる〉
!!!
忘れられない。
最期に見た瑠葵さんの笑顔。
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り「っは!…………」
頰に冷たい感触。
硬いものが張り付いている。
顔をあげると 俺がいた机には水が溜まってる。
視線をあげると 驚いているみんなの顔。
教卓には見知らぬ三人をこちらに向けている
相「おい、水綺。寝てるんなら静かにしろ」
り「…はい」
「ハハハハハ!大丈夫ですよ!既に掴みは大失敗ですから!」
「ねぇねぇ水綺くん。なんでそんなに汗ばんでるの?なんで寝ていたの?
その頰の模様は何?生まれつき?」
「…び…びっくり…し…した」
前にいた三人が一気に話し出した。
り「…………。誰ですか」
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餅原 葵(プロフ) - 幸音さん» 自分は太宰さん大好きで、文ストとはいつかクロスオーバーさせたかったのでこっちとしても楽しかったです。更新頑張ります。 (2018年6月27日 6時) (レス) id: 1335265c7d (このIDを非表示/違反報告)
幸音(プロフ) - 初めまして!いつも楽しみしています!まさか、文ストとのクロスオーバーを書いてくださるなんて、思ってもいませんでした!とても面白かったです!これからも頑張ってください!応援しています! (2018年6月26日 23時) (レス) id: ed7abbbf1c (このIDを非表示/違反報告)
餅原 葵(プロフ) - 新キャラ登場です! (2018年5月22日 6時) (レス) id: 1335265c7d (このIDを非表示/違反報告)
うらら@坂田家.ぴく民.ら民.ゆっ家族.などいっぱい← - 餅原 葵さん» あ、わしが惚れるやつやん!! (2018年5月21日 23時) (レス) id: 6f50c84bd5 (このIDを非表示/違反報告)
餅原 葵(プロフ) - いえいえ、こちらこそありがとうございました。 (2018年5月16日 16時) (レス) id: 1335265c7d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:水縹 葵 | 作成日時:2018年4月22日 21時