過去の時間 7時間目 夢主語り(最終) ページ9
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その嫌な予感は1週間後、的中した。
【花音のこと大好きです】
……え？ねぇ？忙しいんじゃなかったの？だから別れることを決意したんじゃなかったの？
こっちも忙しくなりそう……って言ってたじゃん、何で？太一……
……これが別れて3ヶ月とかもっと時間がたっていたら素直に祝えた。でも、別れて1ヶ月もたってなかった。
ねぇ？本当の別れた理由ってその子が好きになったから？何で嘘ついたの？正直に【他に気になる人が出来た】って……そう言ってくれれば良かったのにさ……何で？
そこから、太一は明らかに変わった。
【好きな人・恋人がいる人は共有】
【失いたくない人がいる人は共有】
そんなものばかりだった。
【本気で好きになったのは何人？→1人】
.
何ナノ？アレダケ【好キ、愛シテル、可愛イ】トカ言ッテタノニ全部嘘ダッタ？私トハオ遊ビダッタ？
.
私の心は確実に、おかしくなっていった。
そしてある日、本当に太一のことが好きだったのかと自分の中で疑問になった。
恋愛感情とは何だったのか？
本当は太一のことは友達として好きだったのではないか？
でも、今まで恋と言うのをした事なかった私には太一に対するものが本当は何だったのか
それを確かめる基準がなかった。
そして、その混乱は画像作りにも現れる。
元々、得意とは言えない恋愛画像。
ただ、入部してからずっと太一への想いを言葉にして作ってきた恋愛画像。
__________言葉が分からない
__________言葉が思い浮かばない
アレ？恋愛感情ッテドンナモノダッタノダロウ……
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作者名：ルチル | 作成日時：2016年6月27日 22時
