暗殺教室恋愛奥手少女3 (ページ7)

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過去の時間 5時間目夢主語りページ7

でも、それは突然終わりを迎えた。
あれは忘れもしない7月3日………一学期期末テストの最終日………そして、太一の誕生日の前日であり金曜日だった。

その日、私はテストに解放され軽い足どりで部室に向かっていた。

部活は昼を挟んでやるのでカバンから弁当を取り出しついでに携帯も手に取る。開くと画像サイトからの通知で溢れていた。

でも、ただ1つ。一番下に

太一:これからも友達としてよろしく

とあった。これだけでも内容をさとるのは充分すぎた。驚きのあまり携帯を床に叩きつける

｢A、どうしたんだ！？｣

『あ……た、大…………ちゃん』

大ちゃんは私が太一のことをよく話していて簡単に言えば相談相手だった。

大ちゃんの顔を見ると何とも言えない感情が押し寄せ携帯を大ちゃんの胸に押し当てた。

『パスワードは0704、LINEが0321』

｢………！お、おいこれ｣

『笑うでしょ？この間【これからもよろしく】って言ってたのに』

私と大ちゃんのただならぬ状況を見て部室にいた他の2人が近づいてきた。私は窓の方に歩いた。

残りの2人の驚く声が聞こえる。

『見せてよ、実はまだ見てないんだよね』

太一A
太一ごめん
太一お別れなり
太一これいじょう
太一縛ることは出来ませんし
太一こっちも忙しくなりそうなので
太一これからも友達としてよろしく

………いやいや縛られた記憶なんて全くないし。

【忙しくなりそうなので】
忙しくなりそう………か。太一、その言葉信じるよ。

もちろん、太一の事が好きじゃなくなった訳じゃない。でも、進学校と言われているこの学校より更に上の学校に通う彼。

ここよりもはるかに忙しいだろう。ここで無理言って彼の足枷にはなりたくない。なら、私はここで身を引くよ。太一

A縛られた記憶はありませんが
Aまぁ、それが太一の決めたことなら私はなにも言わん
A友達としてよろしく

ねぇ、太一。私はかっこよく貴方から離れることが出来ていましたか？