恐怖の時間 ページ31
〜渚side〜
カルマ君はこのE組では優等生だと思う
理由は二つ
一つは成績
カルマ君の成績は学年でもトップクラス。
サボりや喧嘩などの素行不良が原因でA組ではなかったが普通にA組にいてもやっていけるだろう。
もう一つは戦闘
凶器とかだまし討ちならカルマ君が群を抜いている。
そして喧嘩も強い。一年の頃から僕たちより体の大きな高校生を初めとした上級生たちに1対多数で勝っていた。
二つとも僕には無い才能。その才能を持っていたカルマ君に僕は憧れていた。
そしてカルマ君は頭の回転がすごく速い。
今日のテストの時だってそう先生が先生であるために超えられない一線があるのを見抜いた上で殺せんせーにギリギリの駆け引きを仕掛けている。
でも本質を見通す頭の良さと何でも使いこなす器用さを人とぶつかるために使ってしまう。
でも、今日のカルマ君は少し違っていた。
「じゃーな、渚」
「また明日」
考え事をしていたら駅に着いていたようだ。そこで杉野と別れる
「見ろよ渚だぜ。なんかすっかりE組に馴染んでんだけど」
「だっせぇ、ありゃもう俺達のクラスに戻ってこれねーな」
「しかもよ、停学明けの赤羽までE組復帰らしいぞ」
「最悪、マジ死んでもあそこ落ちたねーわ」
元クラスメイト達のこの言葉が僕をエンドのE組へと導く。
パリンッ
「へぇ死んでもイヤなんだ、じゃあ今死ぬ?」
ガラスの瓶が割れる音と聞こえたのはカルマ君の声
いきなり現れたカルマ君にあの二人は逃げていった
「やるわけないじゃん、ずっといいオモチャがあるのにまた停学とかなるヒマないし」
「カルマ君」
それからカルマ君に殺せんせーのことをたずねられた。
僕の返答にカルマ君はくだらないことを考えたらしい
「カルマ君、次は何企んでるの?」
「俺さ嬉しいんだ、あいつがただのモンスターならどうしようかと思っていたけど
案外ちゃんとした先生でちゃんとした先生を殺せるなんてさ、前の先生は自分で勝手に死んじゃったから」
そう言ったカルマ君の言葉に僕は恐怖心をいだいた。
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サキ - 面白いのですが、大変惜しい(おしい)点が一つだけ!ところどころ、改行しすぎで、少し読むのが疲れます。 (2017年5月19日 18時) (携帯から) (レス) id: 9cc6cf2948 (このIDを非表示/違反報告)
舞舞 - (基本)カルマくん推しなのですが、千葉くん推しになってしまいましたああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああ!!!!!!!!!この小説すんばらしく面白いです!☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆私も更新待ってます☆ (2016年2月14日 1時) (レス) id: 9713f487d8 (このIDを非表示/違反報告)
誾友(プロフ) - kokoaさん» あ、ありがとうございます!!今週でテストが終わるので少々お待ちください!! (2015年10月13日 13時) (レス) id: c94a54016a (このIDを非表示/違反報告)
kokoa - 頑張ってください!更新待ってます!! (2015年10月12日 22時) (レス) id: 09cc68e734 (このIDを非表示/違反報告)
誾友(プロフ) - みっさんさん» こ、こんな駄作の事を面白いなんて…ありがとうございます!!m(_ _)m (2015年10月2日 19時) (レス) id: c94a54016a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:詬 | 作成日時:2015年9月20日 19時