. ページ7
冬島〈志之ちゃん、今大丈夫？
ゲートがそっちに出たみたいだから、当真くんと2人で対処してくれる？〉
『な〜〜んで私たちなんですか〜〜〜。』
冬島〈当番だった荒船隊の到着に時間かかるからね。オペもこなせる俺がいるチームの戦闘員全員がそっちいるんだから、まぁ仕方ないよ。〉
当真「A、隊長からの連絡聞いたか？」
『ウン。早く終わらせよ。』
キィンと特有の音と同時にだるさがなくなる。トリオン体やるじゃん。
冬島〈敵の位置、マーキングしたから何かあれば言ってね。〉
『は〜い。』
影浦「……気ぃつけろよ。」
『誰に言ってんの？』
当真と一緒にトリオン兵の元へと向かう。レーダーではせいぜい数体で、そこまで時間はかからない。と思う。
当真「避難させるか？」
『いらないでしょ。私たちがいれば、そこまでは行かない。』
当真「かっけぇ。」
『早く終わらせてまだ人の少ない本部で寝るんだ〜〜い。』
冬島〈何、志之ちゃん寝不足？〉
《それはもう。》
今日は隊長が出て来てないから思う存分、暴れられる。
『今日はとーまの出番ないかもよ。』
当真「そいつはありがてぇわ。Aが全部やってくれ。」
冬島〈近いよ〜、東45m。〉
そんなこんなで、ものの30分足らずでトリオン兵掃討。
今日は平日のくせに新しいゲームの発売日でこの辺人多かったからな〜。
トリオンが多い人がいたのか、単純に人が多いところに出たのか。
冬島〈お疲れ様。〉
荒船「お、もう終わってんじゃねぇか。」
当真「遅かったな。」
穂刈「悪いな、無理をさせて。」
『ほんとだよ〜。もっと早く駆けつけてくれないと〜。
今度のシフト変わってもらうからね。
ってか、なんで知ってんの。』
穂刈「これだ。」
『………あぁ、村上か。』
どうやら教室で死んでいる私の写真を送られていたらしい。
『死体じゃん。ウケる。』
荒船「なんだ？今日はなんかあったんか。」
穂刈「聞いてないのか、村上から。これだ。」
荒船「…志之お前、今日体調悪いのか？」
『そんなんじゃないよ、ただの寝不足。最近周りが慌ただしくてさぁ。一生トリオン体でいたい気分。』
荒船「バカおまえ！早く休まねぇといけねぇだろ！」
『ぅえ、』
荒船「穂刈！残りの処理頼む！
おら志之行くぞ！」
当真「おぉ、大胆だなぁ。」
これは俗にいう、お姫様抱っこでは？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 49人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：通りすがりのいぬ | 作成日時：2022年9月14日 19時
