【WT】青春待ったなし！！！！！ (ページ22)

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異次元の機動力ページ22

王子隊が上位に上がってから幾度目かのランク戦。相手は弓場隊、生駒隊の三つ巴だ。
現時点で最も順位の低い王子隊はマップの選択権を持っていた。

王子「今回のマップは市街地Dでいこうと思う。」

『なるほど…、うち以外にはスナイパーもいますし、生駒さんの旋空の射程的にも狭いモールの中で戦うのは有効かもしれないですね。』

王子「そうだね。弓場さんは怖いところだけど…、そこはチーム連携でなんとかしよう。」

蔵内「スナイパーがモール内に入ってきたらどうする？」

王子「オッキーならともかく、トノくんが入ってくる可能性は低いと思うけど、とにかく距離を意識して戦おう。

今回はうちがマップを選んだわけだけど、止まっているとそれこそ壁抜きを狙われるから、レーダーは常に気にしながらね。」

樫尾「了解です！」
蔵内「了解だ。」

『了解です！……ちょっと残り時間で最後にマップ頭に叩き込んできますね。』

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同時刻弓場隊室

弓場「市街地D、外岡を封じにきてんのか。」

帯島「やっぱり、スナイパー封じでモール内で戦うつもりっスかね。」

外岡「どうします？狭いモール内だと隠密してもすぐ見つかりそうなんすよね。王子隊、足速いし。」

弓場「外岡はモールの外、俺と帯島でまず姫坂を狙いに行く。あいつはまだ射手になって日が浅い。バタついてる間に落とすぞ。」

帯島「ッス！」

藤丸「オメーら、気合い入れていけよ！」

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姫坂はこの頃もまだ少し焦っていた。当初よりはマシになったものの、やはりまだバイパーはものにできていなかったのだ。

これ以上負けが混むと調子を崩しかねないと考えた王子は、ある提案をする。