【WT】青春まったなし！！！ (ページ25)

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なんか、メイド・執事喫茶にするとかいう案もあったみたいだけど、まぁそこは予算とかの都合上普通にカフェになった。
まぁうちは公立校だしね。

でも、クラスTシャツを作るってなんだかすごく青春っぽいね！

結局私たちは、2日間の休みをもらうために前日までに防衛任務を詰め込むことになったからなかなか協力もできず迎えた当日。

ちゃんとみんなの役に立つぞ！と意気込む。

出水「お〜、ヒメ気合い入ってんじゃん。髪型も服も。」

『なんか羽矢さんがやってくれたの。服はクラスの子たちが。』

米屋「へぇ〜、器用だな。」

米屋は羽矢さんの手によって器用に束ねられた私のふわふわの髪の毛を触って遊んでいる。

ちなみにばっちりメイクもしてもらった。
服は、クラスの女の子たちがなぜか気合いたっぷりで私のクラスTシャツを改造していた。

そんなこんなで、談笑しているうちに文化祭はスタート。
1日目も2日目も客引きをしながら色々と回ってもいいとのことだったので、うちのクラスの美術部が手がけた渾身の看板を持ちながら3人で回る。

『ねぇどこ行く！？』

米屋「まずは1年だろ。」

出水「そうだな、香取ちゃんのとこ行こうぜ。」

『なんで香取ちゃん？』

米屋「今のヒメ見たら卒倒するじゃね？」

『なんでよ。』

出水「なんでも。ほら行くぞ。」

なんなんだそれは。
まぁいい、楽しんだもん勝ちだ。

隠岐「お、ヒメちゃんやん。なんや可愛い格好してんなぁ。
一緒に写真撮ろや。」

『隠岐くん、なんかいつもと雰囲気違うね。』

隠岐「なんかクラスの女子に色々髪弄られてん。落ち着かんわ。」

『隠岐くんはイケメンだからなんでも似合うねぇ。』

隠岐「やめてぇや、照れてまうやん。」

いくでぇといつもの如く気の抜けた合図で撮られた写真。
うん、2人ともなかなか盛れている。

隠岐「ありがとう。俺らんとこもまた来てや〜。」

『は〜い！』

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意地でも可愛いと言わない男たち。