【WT】青春まったなし！！！ (ページ20)

今日:9 hit、昨日:42 hit、合計:10,345 hit

. ページ20

太刀川「お前誰？どこの隊？出水の知り合いってことは射手か？」

『いや、あのえっと』

勢いすごい。攻撃手トップは伊達じゃない。

出水「最近新しくできた、王子先輩のとこの射手っすよ。」

『あっ、はい！姫坂Aといいます！』

太刀川「なるほど…、姫坂か。俺は太刀川。」

『はい、存じております…。』

今ボーダーにいて太刀川さんの名前を知らない人なんているのだろうか。

出水「はい、これお菓子。柚宇さんには許可とってきたから。

太刀川さん知ってます？そいつ、元攻撃手なんすよ。」

『ちょっと出水！？』

どっこらしょと、私の隣に腰を下ろす出水がとんでもないことを暴露した。

へぇ…、と不敵に笑う太刀川さん。
この顔を私は知っている。私に個人戦を誘ってくる出水と同じ顔をしている。

太刀川「よし！俺の課題を手伝ってくれた礼だ！何本か付き合え！」

ほらこうなった！噂通りの戦闘狂だったらしい。
まぁでも、トップと戦えるなんてそうないだろうから、ここはお言葉に甘えて戦わせてもらおう。

『じゃあ…、是非…。』

太刀川「おい国近！トレーニングルームセットしてくれ！」

国近「はいよ〜。って出水くんの知り合いって女の子だったの！？言ってよ〜！」

出水「言ってませんでした？」

国近「聞いてないよぉ〜。めっちゃ可愛いじゃん、どう、このままうち来る？」

出水「柚宇さん、こいつ王子先輩のとこの子なんで無駄っすよ。」

国近「あ〜、王子くんのとこかぁ。」

太刀川「おい、早くやるぞ。」

もちろん、1本も取れませんでした。

太刀川「なかなかやるじゃねぇか。腕一本持ってかれた。
これからも出水と仲良くしてやってくれ。」

『は、はい……。』

強っ！