【WT】青春まったなし！！！ (ページ17)

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どうせ生駒さんたちは私がぴょんぴょん移動すると思ってるだろうな。
じゃあその裏をかいて、今回は戦闘が始まったらここから動かないで全員落としてやる。

関係ないけど生駒さんに、日頃の鬱憤を受け取ってもらおう！

バッグワームを装着し、高台へと配置した。
ここからは大通りが見えるけれど細々とした建物も多い。射線は通らないだろうな。

じゃあ、大通りに全員誘き出そう。
バイパー入れてくると荒船さんからゲンコツもらうだろうから、ライトニングを装備してきた。

生駒さんは旋空を持っているから吊り射撃で生駒さんに建物を全て切ってもらう。
建物の移動は得意だ。特に密集したところだと。

ライトニングで適度に自分の位置を相手に教えながら、徐々に隠れる場所をなくさせていく。

頭の中で描いていた戦略が、ここまで形になっていくのは初めてだ。
これなら本当に全員落とせるかもしれない。

タイミングを見逃すな。

最小限の射撃で落とす。

そのために、ここから射線の通らない範囲は全て生駒さんに切ってもらった。

生駒「ぜんっぜん当たらんやん。
ていうか何？ライトニングも持ってんの？」

荒船「トリガー構成は知らないすけど、持ってるっぽいですね。」

村上「俺たちのレーダー座標はわかってるだろうけど、なんでわざわざこんな回りくどいやり方なんだ。」

荒船「俺たちを大通りに誘導したいんだろう。
あそこだと射線が通り放題だからな。

だから、あえて俺があいつの戦略に乗ったフリして、ギリギリ射線の通らないように生駒さんに建物切ってもらってんだよ。」

生駒「でもどうする？このままじゃジリ貧やで。」

荒船「射線が通るってことは、こっちからも見えるってことです。
このまま次撃ってきたら」

─────────戦闘体活動限界

突然、生駒と村上の戦闘体が２つに割れた。

『あれ、なんで荒船さんもいんの！？』

荒船が想定してたよりもずっと、戦況は整えられていたらしい。