8話 白鯨と果物 ページ10
最近、アホ大佐の我が儘がますます多くなってきた今日この頃。
料理がまずいやら魚が多いだの肉だせだの、おばちゃんのお袋の味が分からないなんて…その馬鹿舌引っこ抜いてやろうか？ん？
ストレス発散のために森のなかを駆け回る。そして前におっちゃんと会った所、砂浜の所まで来た。
さて、今日も楽しくカニさんとお話でもしようかなぁ、と思っていると、人の声が耳に入ってくる。
普通ここ人いないはずなんだよ、本当に。なんでまたいるのかなぁ…
しかも、船ごと。
生まれて初めて見るほど大きな船に、驚き半分首痛半分。
白い鯨の船首に大きな帆、甲板から聞こえる話し声の多さで、かなり大きな集団だということが分かる。
「おーいっ！！そこのお前ーっ！！」
『ん？』
甲板の柵からのりだし、こちらに手を振っている影が一つ。
『なーんでーすかー！！』
「この島に町ってあるかー！！？」
『ありますよー！！』
「おい！マルコ！あるってよ！！」
甲板にいる人にしゃべってのか後ろを向いて叫んでいるオレンジハットの元気君。
少年みたいだけど私より年上だよな？
すると、船首の方から飛び降りてくる影が。
「おい、お嬢ちゃ…いやお兄ちゃんか？」
『どっちでもいいよ』
「よくはねぇだろよい」
どこかデジャブを感じる会話だが、私的にはその髪型のほうか気になる…。
「俺はマルコ。あんたは？」
『しがない雑用兵のA。マルコのおっちゃんは商人？海賊？パイナップル？』←
「生意気なガキだねぃ、海賊だよい」
バナナとほうがよかったのか、少し呆れているおっちゃん。←違う
ってか、海賊か。
『…一応ここ海軍支部あるから、町で略奪、暴力、人拐いしようものなら止めといたほうがいいよ』
「海賊行為はしねぇよい。Aは海兵か？」
『あぁうん。雑用だけどね』
そういえば服装仕事服のままだったな。しかもモップまで持ってきてしまった。もう、体の一部になりつつあるね。
モップを不思議そうに眺めてくるマルコのおっちゃんに欲しいのかと思い渡すと、要らねぇよいと苦笑いされた。
「Aは俺達のこと捕まえないのか？」
『うん、面倒さいし。町の人に危害加えないなら別にいいよ。それに…』
さっきっから船の上からなにかを感じる。
あれだよ、あれ。
よく汚い所で見かける一匹いれば三十匹いて黒光りしてて飛べるなんか自分の敵わない恐者のあれ。
あの存在と同じ感じが船の中からする(キリッ
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Y - アッホ大佐のモデルってスパンダム長官？ (2023年1月9日 19時) (
レス) @page5 id: 627083527a (このIDを非表示/違反報告)
シルノ(プロフ) - 山田の家さん» コメントありがとうございます。素晴らしい作品、身に余るお言葉です！有り難くお星様を頂戴いたします！ (2020年8月21日 17時) (レス) id: 46e5298c27 (このIDを非表示/違反報告)
シルノ(プロフ) - あイカさん» コメントありがとうございます。まさかの旧字体！応援ありがとうございます！更新をお待ちください！ (2020年8月21日 17時) (レス) id: 46e5298c27 (このIDを非表示/違反報告)
シルノ(プロフ) - 追憶者さん» コメントありがとうございます。最近、デリバリーサービスが流行ってますからね！ちなみにデリバリーヘルをすると、もれなく体の関節が色々な方向にまがりますよ！(笑) (2020年8月21日 17時) (レス) id: 46e5298c27 (このIDを非表示/違反報告)
山田の家 - こんな素晴らしい作品を作った貴方に星をお届け！ (2020年8月20日 20時) (レス) id: 9efffd34d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シルノ | 作成日時：2020年7月28日 22時
