16話 紙屑と一休さん拭き ページ18
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白ひげのおっちゃん達が出航してから一週間。
結局、薬屋の鍵は私のズボンのポケットに入っていた。テヘッ(棒)←
雑用が増えたが変わらぬ日々を過ごしている。
そういえば、帰り際に白ひげのおっちゃんから白い紙切れもらったんだよ。
鼻もかめないぐらい小さい紙切れで、端っこに筆記体でエドワード・ニューゲートと書いてある。
大切にしろよグララララッ、だそう。
なんなんだこれ？育てるのか、育てちゃうのか？実はこれ美味しいのか？
なんかモゾモゾ動いてるし…
兎に角、美味しそうな頃合いになったら炒めて食べようと判断し、いつも肌身離さず持っているおばちゃん特製のお守りの中に入れておいた。
「ねーちゃん！一緒に廊下掃除しよっ！」
『おー、ちょっと待ってて』
雑巾二枚とバケツを持っているジイドにそう返答し、持っている洗濯物を超速て掛けに行く。雑用術駆使し過ぎて埃が洗濯物に付いたのは盲点だったが。
雑巾をしっかり絞り、クラウチングスタートの体勢を取る。
『いいか、ジイド。これも足腰を鍛える海兵の大切な訓練だと思え』
「うん！分かった！はい、ドン！」
『ちょ！いつからそんなずる賢いやり方覚えたの！』
お姉ちゃんそんな育て方した覚えはありませんッ、と言いながら先に行ったジイドを追いかける。
お姉ちゃん本気出しちゃうぞ、大人げないのが定評だからな、うん。
一世代前の漫画の如く足が残像で渦を巻いていくのと同時に、ジイドとの差埋まっていく。
ほらほらほら〜、余裕のよっちゃんパワーゼリーよ〜
勝負は一進一退、両者一歩も譲り合わない雑巾がけレース。ゴールは曲がり角の手前。これまでの戦績、全て私の圧勝。負ける訳にはいかない。
「あっ！ねーちゃんはやっ！！」
『へっへっへー！お主もまだまだよのぉ〜』
ジイドを追い越し、あとはゴールテープを切るだけ。
「クォラァッ！！さっきからドタバタドタバタァァァア！！？！」
グギッ！！
あっ…
ゴール間近のところで曲がり角から出てきたアホ大佐、に激突しちゃった私。てか、今骨折れた？泡吹いてるし
「ちょっ！？ねーちゃん！？ケガ無い？！」←
『この状況で私の心配するとは、図太くなったなぁ』
「えへへ、嬉しいな〜…じゃなくて！どうすんのさ…」
『とりあえず一回頭大佐の記憶消そう(物理)』
「あっ……(察し)」
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Y - アッホ大佐のモデルってスパンダム長官？ (2023年1月9日 19時) (
レス) @page5 id: 627083527a (このIDを非表示/違反報告)
シルノ(プロフ) - 山田の家さん» コメントありがとうございます。素晴らしい作品、身に余るお言葉です！有り難くお星様を頂戴いたします！ (2020年8月21日 17時) (レス) id: 46e5298c27 (このIDを非表示/違反報告)
シルノ(プロフ) - あイカさん» コメントありがとうございます。まさかの旧字体！応援ありがとうございます！更新をお待ちください！ (2020年8月21日 17時) (レス) id: 46e5298c27 (このIDを非表示/違反報告)
シルノ(プロフ) - 追憶者さん» コメントありがとうございます。最近、デリバリーサービスが流行ってますからね！ちなみにデリバリーヘルをすると、もれなく体の関節が色々な方向にまがりますよ！(笑) (2020年8月21日 17時) (レス) id: 46e5298c27 (このIDを非表示/違反報告)
山田の家 - こんな素晴らしい作品を作った貴方に星をお届け！ (2020年8月20日 20時) (レス) id: 9efffd34d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シルノ | 作成日時：2020年7月28日 22時
