14話 宴とたんこぶ ページ16
支部に超速で戻り、食堂のおばちゃんにご飯いらないの旨を伝え、船に戻って来た。
もちろん、海賊だということは伏せて言った。心配されてくないからね。
「「「カンパーイ！！！！」」」
ガチャガチャとジョッキがぶつかる音と男共の野太い声が響き、宴が始まった。目の前には肉、肉、肉、酒。
酒が好きじゃない私はジュースを片手におっちゃん達の航海の話をノリノリで聞いていた。皆私が海兵だということを忘れているようだ。まぁ、いいんだけど。
『あっ、薬屋のおっちゃん』
「ようA。唐突だが、しばらく店閉めることにした」
『え"っ…おっちゃんの店なかったら、あのボッタクリ店行かなきゃいけないじゃん』
「まぁ、そう言うと思った…そこでだ。基本的に客はお前以外に来ねぇ。お前に店の鍵を預ける、好きに使え」
『マジ！？んじゃ店売ろ！！』←
ガンッッ！！
「そういう意味じゃねぇ！！このアホッ！！」
『いってえええぇ!!!!!!!!!』
中々の音がなったぞ！？いてぇ！！
アホ大佐の腹いせパンチなんか屁でもねぇのにッ！！
痛みで頭抱えて悶絶している私を見て笑っているおっちゃん達。覚えてろよ…その酒に砂糖と塩入れてやる…。
『でもなんでいきなり…』
「あ？ちょっとこの船に乗ることになってな。なーに、俺が戻ってくるまで店の掃除やる代わりに商品好きなだけ持ってけってことだよ」
『つまり私の雑用量が増えるということだな。いいよ』
「いいのかよ、変わってんな」
『だって雑用し放題でしょ？あの小汚ねぇ店前から掃除したかったんだよー』
ガゴンッッッ！！！
「…何か言うことは？」
『申し訳ございませんでした(即)』
雪だるま作った頭で今世紀最大のスマートなスライディング土下座をかます。
痛いを通り越して冷たくなってきた。
これが末期か(悟った顔)
「兎に角頼んだぞ、品物なくなったら俺の名義で仕入れていいからな」
『はーい、おっちゃんも気を付けてねー』
わしゃわしゃと私の頭を撫で、他のところに歩いて行くおっちゃん。
口悪いジシイだな。←
ゴツンッ！！！
『酒瓶投げるのはアウトだろおおッ！！？！』
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Y - アッホ大佐のモデルってスパンダム長官？ (2023年1月9日 19時) (
レス) @page5 id: 627083527a (このIDを非表示/違反報告)
シルノ(プロフ) - 山田の家さん» コメントありがとうございます。素晴らしい作品、身に余るお言葉です！有り難くお星様を頂戴いたします！ (2020年8月21日 17時) (レス) id: 46e5298c27 (このIDを非表示/違反報告)
シルノ(プロフ) - あイカさん» コメントありがとうございます。まさかの旧字体！応援ありがとうございます！更新をお待ちください！ (2020年8月21日 17時) (レス) id: 46e5298c27 (このIDを非表示/違反報告)
シルノ(プロフ) - 追憶者さん» コメントありがとうございます。最近、デリバリーサービスが流行ってますからね！ちなみにデリバリーヘルをすると、もれなく体の関節が色々な方向にまがりますよ！(笑) (2020年8月21日 17時) (レス) id: 46e5298c27 (このIDを非表示/違反報告)
山田の家 - こんな素晴らしい作品を作った貴方に星をお届け！ (2020年8月20日 20時) (レス) id: 9efffd34d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シルノ | 作成日時：2020年7月28日 22時
