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にじゅうなな ページ33

万次郎 side









「ちょーマブいじゃねぇか、
ほんとにこいつがあの雑魚道の幼馴染ぃ?」


「ありえねぇww」


「スタイルやばすぎだろ、ほんとに中三?」




どこからかそんな声が聞こえた。

思わずそちらに振り返れば、



数人の男どもが一人の女の子を囲んでいた。



顔は見えないが、男の言動を聞く限り相当かわいい女の子なのだろうと思った。


ってそんなことどうでもいいんだよ




オレはあの時、何を思ったのか近いのか遠いのかよくわからない距離でそこを見ていた。




『雑魚道って、武道のこと?』


「他に誰がいんだよ!!ww」


『へぇ、』




.....ヤバいな




オレは、女の子が出した少量の重い殺気を肌で感じ、


本能的にヤバいと、そう思った。

同時に、あの感じなら大丈夫だろうとそう思い、オレはその場を立ち去ろうとした。




「そんなことより、俺らにちょっとついてきてくんね?」




そうグッと女の子の手を引き寄せ、

「イイこと、してやるからさぁ」と汚い口でにやりと汚い笑みをソイツは浮かべた。




あの女の子なら。


そう思っても、


よく見れば全員ガタイがよく、筋肉もしっかりとついている。

人数も、明らかに女の子が不利。



そうやって言い訳を探してしまう。



どうしたんだ、オレ。


そうため息をつきながら、立ち去ろうと進めた足を止めソイツらの方へ向く。


そうすると、




『私を誘えるほど、あなた達ってかっこいい?』




女の子は少し鼻で笑いながらそう言うと、男どもは一人どころかその場のほとんどが青筋を立てた。




マ「....へぇ、中々キツいこと言うな。


いいね、面白い」




案の定青筋を立てたソイツらは、




「....調子乗んなよこのクソアマァ....!!」


「舐めてんじゃねぇぞ!!!」




女の子と距離をどんどん詰めていく。

女の子は全く動じておらず、むしろどこか上の空だった。




「おいお〜い、
東卍相手にそんな態度でいいのかなぁ〜??」




「さっさと来い」と勢いよく手を掴まれた女の子、


女の子は痛かったのか、「痛っ」と小さく溢した。



東卍の名前使って女の子脅すのも許せねぇけど、

何かすごくムカムカする。



...この怒りは誰のためのものなのか、この時はまだよく分からなかった。


とにかく怒りが限界を迎え、




マ「...お前ら、何してんの?」




ニコッと笑いながら、声に殺気を含みそう男どもに声をかけた。

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くに(プロフ) - 桜檸檬と雫苺さん» ありがとうございます!!😭 (2021年12月5日 13時) (レス) id: 059aa37cb3 (このIDを非表示/違反報告)
桜檸檬と雫苺 - くにさん» 全然大丈夫です。更新頑張ってくださいね (2021年12月5日 9時) (レス) @page38 id: 784883b1f4 (このIDを非表示/違反報告)
くに(プロフ) - 桜檸檬と雫苺さん» コメントありがとうございます!すみません、オリキャラは自分が決めたキャラでないと書かないことにしてますので、リクエストにお答えすることはできません......💦申し訳ないです。 (2021年12月5日 0時) (レス) id: 059aa37cb3 (このIDを非表示/違反報告)
桜檸檬と雫苺 - 夢主ちゃんは本名のことを知らない (2021年12月4日 17時) (レス) @page38 id: 784883b1f4 (このIDを非表示/違反報告)
桜檸檬と雫苺 - 名前〈天音雫〉本名〈三ツ谷雫〉今は夢主の仮の姉、年齢は16歳、白龍(ホワイトドラゴン)の総長、1番に雫のことを思ってる、内装は三ツ谷くんを女の子にしたみたい、真一郎くんとは親友だった?(真一郎くんが生きてるのか分からないので?って書きました) (2021年12月4日 17時) (レス) @page38 id: 784883b1f4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:くに | 作成日時:2021年8月30日 21時

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