はち ページ13
A side
「おはよう！"お姉ちゃん！！"」
『！！らら！おはよう！
あれ、今日は病院じゃない日？』
朝一番に抱き着いてきたこの子の名前は、
雪ノ下らら。中学一年生の私の妹。
この子はすごい病弱で、
いつもは病院の治療室にいるが、たまに中学校に行くことがある。
ら「うん！
最近調子がいいからって先生が許してくれたの！」
『そっかぁ、
ららが毎日頑張ってるからだね、きっと！』
そう頭を撫でると、
「えへへ」と少し照れながら、可愛く笑う私の妹は、世界一可愛い。
ら「そうだ、今日一緒に学校行こう？」
『もちろん、
....久しぶりの学校、楽しみ？』
ら「うん！楽しみ！」
「みんなたくさん話しかけてくれるから、」と嬉しそうな様子で話す妹の姿に、
『..うん、よかった！』
私はほっと息をつき、
「さ、朝ごはん食べよ！」と、優しくららの手を取り連れて行った。
〜〜〜
ら『いってきます！』
お母さんの、「気をつけて行けよー」というなんとも男前な言葉を聞いて、
ららと私は学校に向かう。
しばらく歩いていると、ららが何か話そうとする。
だが、どこか躊躇っている様子だった。
「どうしたの？」と私が聞くと、ららは口を開き、
ら「...最近、佐野さんとはどう？」
『！！まさか、らら好きな人でもできたの？』
「私が好きなのはお姉ちゃんだけ！」と少し膨れた様子でこちらを見る妹は、
ほんとうにかわいい。
....うまく、誤魔化せるかな。
『で、急にどうしたの？』
ら「....こ、この前、その、」
『....言ってごらん？』
ららはグッと拳を握り、重く閉ざしていた口をゆっくりと開けた。
ら「....佐野さんが、その、黒髪の女の子と腕組んで歩いてるところ、見ちゃったんだ。」
『！！...いつ見たか、思い出せる？』
ら「....えっと、"3日前"くらい、かな....
私、その時看護師さんとお散歩に行ってて、」
『ッそういえば、3日前は妹と買い物に行くって言ってた気がする！』
苦しそうに話すららの姿に耐えられず、私は咄嗟に嘘をついた。
本当の妹はあんな子じゃなくて、超絶良い子のエマなんだけどね、
ごめんね、エマ
ら「...本当？」
『うん！確かね』
ららは、「ならよかった、」と安心したような笑顔でこちらを見たため、
私も、安心させるよう笑顔を見せた。
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くに(プロフ) - 桜檸檬と雫苺さん» ありがとうございます！！😭 (2021年12月5日 13時) (
レス) id: 059aa37cb3 (このIDを非表示/違反報告)
桜檸檬と雫苺 - くにさん» 全然大丈夫です。更新頑張ってくださいね (2021年12月5日 9時) (レス) @page38 id: 784883b1f4 (このIDを非表示/違反報告)
くに(プロフ) - 桜檸檬と雫苺さん» コメントありがとうございます！すみません、オリキャラは自分が決めたキャラでないと書かないことにしてますので、リクエストにお答えすることはできません......💦申し訳ないです。 (2021年12月5日 0時) (レス) id: 059aa37cb3 (このIDを非表示/違反報告)
桜檸檬と雫苺 - 夢主ちゃんは本名のことを知らない (2021年12月4日 17時) (レス) @page38 id: 784883b1f4 (このIDを非表示/違反報告)
桜檸檬と雫苺 - 名前〈天音雫〉本名〈三ツ谷雫〉今は夢主の仮の姉、年齢は16歳、白龍(ホワイトドラゴン)の総長、1番に雫のことを思ってる、内装は三ツ谷くんを女の子にしたみたい、真一郎くんとは親友だった？(真一郎くんが生きてるのか分からないので？って書きました) (2021年12月4日 17時) (レス) @page38 id: 784883b1f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くに | 作成日時：2021年8月30日 21時
