それでもそれは青かった【呪術廻戦】 (ページ14)

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加茂憲紀ページ14

「君たち何をしてるのかな」

時刻は深夜2時

私たちはしまったと彼の顔を見る

お腹がすいた三輪ちゃん達に誘われて夜中にカップラーメンを頬張ってるところだった

｢こ、これは〜…｣

『ち、違うのよ憲紀さん。私が言い出したの。カップラーメンを食べて見たいって。私、食べたことがなくて…』

天上天下唯我独尊。お兄様はかなり我儘長男坊だったから私の知らないジャンクフードなど食べてた

お兄様とは言っても親が違うのだけども…

なので私は加茂家に嫁ぐ事が決まってる言わば許嫁

｢…消灯時間は過ぎているんだ。早く寝なさい｣

溜息を付いて私の頭を撫でれば憲紀さんは戻っていく

｢はぁああ…助かったわ。流石Aね｣

真依ちゃんと西宮先輩が背中を撫でてくれる

｢ところでAちゃんは加茂くんのどこが好きなの？｣

憲紀さんの登場で西宮先輩が食い付いてくる

『え、えぇ！…全部好きですが…優しい所でしょうか。後、可愛い所も沢山あるんですよ』

優しい…？可愛い…？とみんな首を傾げている

『ふふ…まァ彼の良い所は私だけが知ってれば良いので。ご馳走様でした。初めてのカップラーメン。大変美味でした』

後処理をして私は先に食堂を出る

扉を開けると横には憲紀さん

耳が少し赤い。さっきの会話が聞いてたのだろうか

『ふふ、やっぱり可愛い人…』

彼の腕に自分の腕を絡ませて寮部屋まで送って貰うのであった