74*イイコ、サトイコ※番外編更新しました ページ25
｢ちょっとA｣
2日目を終えてお母ちゃんと帰ろうとすると、徹に呼び出された。周りを見渡すも岩ちゃんは居ないみたいだ。
｢ホームシック？一緒に帰る？｣
｢ちげーし。これから皆でウノするし！｣
えーなんでこんなに不機嫌なのさ。
国見ちゃんと仲良しだから羨ましいの？
分かんないから待つけどさ。
｢国見ちゃん好きなのはわかるけどちょっとクロちん可哀想。俺だったら泣いちゃうね！｣
｢…分かるけど。
同じ場に彼氏居るんだよ…｣
｢それも分かるけどさ、１年の時から東京行ったり仲良くしてたんだからいつも通りにしたら？｣
｢…いつも通り？甘えてベタベタするよ。
そんな所国見ちゃん見たら面白くないでしょ。
私だったら他の子とベタベタされたらやだな…｣
見上げた夜空は新月のせいか暗い。
真っ暗な空に不安になるのは気のせいじゃないよね。
｢俺は甘えられて嬉しいけどなぁ。
久しぶりに会えたのに彼氏いますじゃ寂しいな、Aちゃん？｣
後ろから聞こえた声に驚くも、腰を抱かれて０センチの距離にてっちゃんがいる。
懐かしい匂いに、嗅覚って言うのは厄介だと認識してしまう。
｢なんでここに？｣
｢散歩してたら声聞こえてさ。
折角久しぶりに会えたんだからまた仲良くしようや？｣
｢…沢山甘えて思わせぶりな態度してごめんね。
自分がクソみたいな性格してるのも自覚してる。｣
徹も、てっちゃんも黙ってるし必然的に見下されるのが怖かったりする。
身長差あり過ぎ。
｢本気で好きになっちゃったの。
だから心配掛けたくない…って私らしくないね…｣
*
｢…おいかーくん、今のホントにA？｣
｢正直俺も驚いてる。｣
Aが帰ったあとクロちんと二人で校舎に向かっていた。元はと言えば二人の話は最初から聞いてもらってた。
｢見ない間に随分良い女に変えられて、逆に諦めらんねぇ｣
｢国見ちゃん効果かな。流石俺のクソ可愛い後輩でしょ。
…俺は可愛い姉を見守って欲しいかな。｣
｢…おいかー君は進路決まってんでしょ。
居なくなる前にお姉さんの身辺整理中？｣
｢…本当クロちんは聡い子だよね。
Aのわざとらしい態度も本当は気づいてたんじゃないの？諦めさせようってしてたじゃん。｣
｢さぁね｣
俺とクロちんも次会うのは勝てば全国大会。
それ以外はもういつになるかわかんないや。
※ここから続くおまけ
黒尾さんと可愛い方の及川さん
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モカ(プロフ) - Neo.@ねおじゃなくてねぉ.さん» コメントありがとうございます！キュンキュンして貰えて嬉しいです♪更新頑張りますね！ (2020年1月19日 1時) (
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Neo.@ねおじゃなくてねぉ.(プロフ) - ホントに胸がキュンキュンします!!応援してます!!! (2020年1月19日 0時) (レス) id: 2a7a0a653c (このIDを非表示/違反報告)
モカ(プロフ) - ひななさん» コメントありがとうございます！そう言ってもらえると嬉しいし、ヤル気も出ます！更新頑張りますね！ (2020年1月11日 2時) (レス) id: d3f4b94a5b (このIDを非表示/違反報告)
ひなな(プロフ) - 毎日毎日このお話を楽しみにしてます！これからも頑張ってください！ (2020年1月10日 13時) (レス) id: 7b6c2dd18e (このIDを非表示/違反報告)
モカ(プロフ) - 森のいちごさん» ありがとうございます！更新頑張りますね！ (2020年1月6日 12時) (レス) id: d3f4b94a5b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モカ
| 作成日時：2020年1月5日 16時
